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2016/03/10 23:09

ラブラバード引退におもうこと

本日、突然の更新でラブラバードの引退が発表されました。
奇しくもお姉さんのラフォルジュルネと同じ6歳3月での引退。非常に残念です。

転厩直後の出来事ということもあって掲示板が荒れています。そこに意見を書くとさらに荒れる要因になりそうですのでこちらに正直な気持ちを書きたいと思います。

責任が何にあったのか、外部の私にはわかりません。
ですから調教師が悪いと断言はできません。ラブは最初、小倉に遠征した際に大きく体重を減らしたことがありましたし、車に乗るのがそんな好きじゃなかったと思います。だから以前とは違う場所から車に乗るのが嫌で暴れてしまったのかもしれません。そうなってしまったことは仕方がなかった部分もあるでしょう。

でも、そのことが調教師を責めても仕方がないという結論にはつながらないと思います。調教師の仕事が形骸化しつつある中で調教師の仕事は「無事にレースに送り出すこと」、これが最低限のラインだからです。もちろん、いくら丁寧に扱っていたとしても腸ねん転などの病に倒れることがあります。しかし今回のケースは馬運車に乗せる際の事故ということで防げる余地はあったのではないでしょうか。

私が個人的に非常にまずいと感じたのは今回のアクシデントが起こった後の対応です。
獣医に見せて、打撲という判断で馬運車に乗せたわけですが、骨折した状態で車に乗せてしまったわけです。しがらきのほうがしっかり見れるのかもしれませんが、新規開業の厩舎だからこそ馬房にゆとりがあるわけですから、そこで一旦輸送を留めるという判断もあってよかったはずです。少なくとも松田先生であれば慎重に判断していただろうと思うとやり切れない気持ちが湧いてきます。

私は愛馬の成績で厩舎を悪く言うことはほとんどありません。
しかし、今回のケースでは厩舎の監督責任は問われてしかるべきだと考えます。「新人ということで責めてはいけない」というような意見も掲示板にありましたが違和感を覚えます。むしろ新人とはいえ免許を受けて開業をしているのですから、他の厩舎と同様の扱いを受けるべきです。これがベテランの調教師の元で起こったとしても同様の騒動は起こります。ですから、今回のようなアクシデント・事態後の対応に関して斉藤崇史厩舎が厳しい評価を受けることは自然なことではないでしょうか?

とにもかくにも、いまはラブラバードが無事に怪我を治すことが一番大切です。今回のような怪我をしてしまったことでおそらく激しい運動を求められる乗馬という余生も閉ざされてしまった可能性が高いのです。それだけ今回の怪我が持つ意味は重いということを皆さんにもわかって頂ければと思い、今回筆をとらせて頂きました。長文失礼いたしました。

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