24件のひとこと日記があります。
2015/06/25 04:54
アメリカ競馬
競馬発祥の地であるヨーロッパでは、競馬は貴族の遊びであり、スポーツ精神がある。
しかし、アメリカ競馬の基本はギャンブル。
現在でもクオーターホースのレースが主流。
勝った負けたが基本で、決着は早い方がベター。400m戦で充分。
そして、競馬場のすぐ隣には草原や荒野が広がり、野生馬たちが残っている。
繁殖方法や強い馬の作り方は自然が教えてくれている。
ただし、管理は自然のまま。言い換えればずさんだった。
逆に管理しすぎたのがヨーロッパ。
スタッドブックに名前がない馬の血統は認められない。
近親配合を繰り返しすぎたヨーロッパのサラブレッドは飽和状態。
世界諸国に名馬が流れ出す。
そして現地の競争馬と掛け合わせて血を薄める。
極めて自然な流れだ。
ただし、どこの馬の骨とも分からない血統のサラブレッドなど、ビジネス成功者は買わない。
ならば嘘をつけばいい。ただ、馬は絶対に強いぜ。自信がある。
実際、パソコンなどまだない時代。
素人が馬を見たところで分かりやしない。
サラブレッドなのかクオーターホースなのかなんて分かりやしない。
強い馬を作る方法は熟知している。
自信がある。確信とも言える。
実際に強かった。
ヨーロッパの長距離戦を買った馬に、直線勝負なら無敵の馬を付ける。
何もかも自然な流れだ。
汚くも何ともない。
これがビジネスなのだ。
見るがいい。
経済大国、日本では競馬に熱狂しているファンが大勢いるではないか。
すべて正しいのだ。