ダンスインザダーク物語Ｖｏｌ．１０(引退、種牡馬）

ダンスインザダークが制した菊花賞の余韻が明けきれない時に
衝撃的なニュースが届きました。
なんとダンスが屈腱炎を発症し「現役引退」。
やはり菊花賞で見せた驚異の鬼脚の代償は大きかったようです。
その後、９６年の最優秀４歳馬(当時）にも選出されました。
４歳(当時）で天皇賞(秋）を制したバブルガムフェロー、
僅か３戦目で日本ダービーを制し、今までの常識を覆したフサイチコンコルドを
抑えての受賞はとても価値のあるものです。
その後の種牡馬成績では偉大なる父には及びませんでしたが
サンデー産駒の中では２番目の通算勝利数（２０１６年２月２１日現在）を
誇り大成功を収めています。
今年種牡馬を引退するようですが、Ｇ１馬４頭を輩出した成果は大きく
記憶にも残る名種牡馬です。
また、くしくも今月引退される名伯楽の橋口調教師は
「無事だったら、日本の競馬をなで回していた（席巻していた）。間違いない」
と表現されており、ダンスの偉大さを改めて実感します。
残された産駒が活躍する姿を最後まで応援してしていきたいですね。（Ｆｉｎ）