ダンスインザダーク物語Ｖｏｌ．４（弥生賞他）

ここまで３戦して１勝、２着１回、３着１回と予想外の成績でしたが、ここから急激に成長していきました。
陣営が次に目指したのは皐月賞のトライアルＧ２の弥生賞でした。
皐月賞とはコースも距離も同じであるのと皐月賞までのローテーションがゆったりしているので
有力馬が使ってくるステップレースです。
年明けデビューしたフサイチコンコルドもこのレースを目指していたようですが体調不良？で
出走が叶わなかったと記憶しています。
弥生賞の有力馬は前走ダンスを退けたイシノサンデー、前走セントポーリア賞を勝ったツクバシンフォニー、
タイキフォーチュン他です。
人気はイシノサンデーとダンスが人気を分け合ってイシノサンデー１．９倍、ダンス２．１倍と僅かながら
イシノサンデーが１番人気でした。３番人気以降は１０倍を超えるものでしたので実質この２頭による
マッチレースとの予想でした。
レースは１０００ｍ６２秒のスローペースで流れました。ダンスは後方待機、イシノサンデー、ツクバシンフォニーは
先行策で２〜４番手を進みました。
ダンスも勝負所で仕掛けるとあっという間に他馬を差し切り１着でゴールイン、新馬戦以来の勝利となりました。
２着には２番手で追走していたツクバシンフォニー、イシノサンデーは３着に敗れました。
この１戦でダンスが皐月賞の有力候補になり、イシノサンデーとの立場は逆転しました。