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2015/06/21 09:56
ダンスインザダーク物語Vol.3(きさらぎ賞他)
年が明けて競馬の仕事始めの金杯当日の京都新馬戦芝2000mで衝撃が走りました。
凄い馬がデビューしました。その名はフサイチコンコルド。
デビュー前の調教タイムが破格(ダート血統でも短距離血統でもない)で
父 Caerleon、母父 Sadler's Wells は当時のヨーロッパ血統の最高峰に近いものでした。
ただ、Northern Dancerの3x3ですので近親血統であることが疑問視されていました。
レース内容は圧倒的な内容で他馬を子供扱いの圧勝劇、一躍その名を轟かせました。
一方、ダンスの次のレースはきさらぎ賞で関西の強豪が出走するレースです。
出走馬は前回敗れたロイヤルタッチ、前走朝日杯3歳Sでバブルガムフェローの2着だったエイシンガイモン他である。
ダンスにとっては一度負けた相手にまた負けることは許されない。
また、エイシンガイモンに敗れるようであればバブルガムフェローに及ばない事になる。
目の前の敵と、まだ見ぬ敵との両方を踏まえた大事な一戦となった。
人気は前走勝利したロイヤルタッチが1番人気、ダンスは2番人気でエイシンガイモンは3番人気となった。
レースはエイシンガイモンが先行し、ダンスとロイヤルタッチは中断待機、最後の直線で
先頭に立ったエイシンガイモンを挟んで内と外に分かれてダンスとロイヤルタッチが襲いかかる。
あっと言う間にエイシンガイモンを交わした2頭のデットヒートでしたが、またしてもロイヤルタッチに
軍配が上がりました。しかし暮れのたんぱ杯で3馬身半あった差が今回は首差になりました。
また、エイシンガイモンに圧勝したことでバブルガムフェローとの差も測ることができクラシックへ向け
意味のあるレースになりました。