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2017/12/15 15:00
第69回朝日杯FS 新指数でズンドコベロンチョ♪(Part2)
さて、「上げ下げが激しい指数(仮)」について。
詳細はややこしいので省くとして、朝日杯FSではかなりの精度があると思われる。
2016年
1着サトノアレス 0.8
2着モンドキャンノ -1
3着ボンセルヴィーソ 0.7
4着ミスエルテ 1.2
5着トラスト 0.7
馬名右横の数値が「上げ下げが激しい指数(仮)」である。
ゼロに近いほど上げ下げが激しくなかったという見方をしてもらいたい。つまりゼロよりも大きく離れた数値(プラスでもマイナスでも可)が上げ下げが激しいかったレースを好走、若しくは凡走しているということになる。
1着サトノアレス
前走ベゴニア賞で1着。タイムは基準値で、瞬発戦で0.8というのは立派。
2着モンドキャンノ
前走の京王杯2歳Sは1着。タイムは基準値以上で、瞬発戦を0.3で勝っている。
2走前の函館2歳Sは2着。タイムは基準値で、消耗戦だったが-1という高い指数を出している。
3着ボンセルヴィーソ
前走のデイリー杯2歳Sで2着。タイムは基準値でクリア、瞬発戦を0.7は合格点だろう。
4着ミスエルテ(1人気)は、瞬発戦で結果を出しているが時計が平凡で基準タイムを下回っている。指数こそ1.2という数字を出しているが、朝日杯FSでは割り引き材料となり掲示板まで。
5着トラストも、瞬発戦で出した指数0.7ではあったが、結果は5着。基準タイムも0.3下回っている。
7着(3人気)のクリアザトラックは、新馬戦で超高速馬場を1着。メンバーレベルも高く期待されていた馬であった。馬場差を考慮した基準タイムで見ると、走破タイムは決して良いタイムとはいえない。指数1.6と高得点だが、基準タイム以下で走っている馬では阪神マイルでは厳しい。
13着(2人気)のダンビュライトは、前走サウジアラビアRCで2着。勝ち馬とは0.2秒差 1馬身1/4差だが、走破タイムは及第点。指数も0.8と高い。ただこの馬、新馬戦の時もそうであったが長く脚を使うタイプで阪神マイル向きではない。
前述しているように、朝日杯FSは瞬発戦になりやすい。序盤に先行組は脚を使い、中盤で緩んで(かなりブレーキ)、そして再加速。こういう上げ下げが激しいレースに対応できる人馬が勝ち負けできる傾向にあるようだ。
今回データとして取り上げたのは2016年だが、同様に2014,2015年も調べてみたところ、朝日杯FSに関していえば、間違いなくこの「上げ下げが激しい指数(仮)」が絡んでいることがわかる。ただまぁ、まだ3年分のデータですからなんとも言えないところではありますが…。
この時期の2歳戦だからこそ、こういった特殊なレースラップと決め手(脚質)になると仮定すれば、なるほどつじつまが合う。