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2010/10/16 01:29

ツキノワグマのうんちく

クマは、大きく分けて8種類いるんだよ。
ホッキョクグマ属、ヒグマ属、ヒマラヤグマ属……。
いろんな種類がいるけど、ホッキョクグマ以外はたいてい森林に棲んでるんだよ。
たから、木登りトクイな子が多いんだ。
ヒグマとかは大きくなると、重くって登れなくなっちゃうけど、ちっちゃいうちはやっぱりトクイ。
木登りできないクマは、おデブってことかもしれないよね。

目と耳よりも鼻のほうが発達しているから、クマと出会った時に死んだフリしてもムダなんだよ。
だって匂いで死んでるかどうか、分かっちゃうんだもん。
でもクマだって人間がコワイから、死んだフリしてる人間にはなるべく近よらないようにしてるんだけどね。
あと、クマと出会ったときに目を見ちゃいけないんだよ。
クマの目を見るっていうのは、
「オラァ、オマエより強いんだ!」
ってケンカ売ってることになっちゃうんだ。
売られたケンカは買っちゃうゾ。
だから急に人間と出会ったりすると、ビックリしてコワくって目が合っちゃって、ケガさせたりしちゃうんだよ。
だからお山を歩くときには、人間のほうが鈴とか音のでるものもっててくれると、ああ人間がいるんだなぁってビックリしなくってすむのだな。

哺乳類食肉目クマ科ヒマラヤグマ属ニホンツキノワグマ。
学名:Selenarctos thibetanus japonicus
英語名:Japanese Black Bear

日本だけにいる種類だよ。
クマの中ではけっこう小さくて、おとなしいんだ。 ゴゲもツキノワだからおとなしくっていい子だよぉ

そういえば、クマの夢を見ると男の子が生まれる、っていう言い伝えがあるらしいけど、これって日本のなのかなぁ、それとも中国のなのかなぁ。
神さまだったりお告げをしたり、いろいろいそがしいよねぇ。

胸に三日月型の胸毛があるから月の輪熊。

お山に食べ物がなくなって、人里で手に入れることをおぼえちゃったクマは、人間にとってとても危険なんだって。
だから危険物排除っていう考え方で、どんどん減っているんだよ。
関東でも、数えられるくらいしか残っていないみたいだね。
夏が暑すぎたり台風いっぱいだったりしてお山に食べものがなくなると、おなかすかして人里まで食べものさがしにきちゃうんだよね。
お天気のせいだけでなくって、人間が木の実のならない木ばっかり植えたりしたせいもあるし、食べないと死んじゃうからしかたないのにね。
それに冷蔵庫あけて食べものさがしたりって、クマがかしこい証明なのに。


(人の手が盛んに入っていた時代の大北地域周辺の山間地はクマの生息に適した環境ではありませんでしたが、「放置された山林」や「山に戻った農地」がクマの生息する地域と生息しない地域をつなげ、クマが移動できるようになりました。それにより各個体群のクマが序々に大北地域週辺の里山にまでやってくるようになり、さらに放置された現在の里山周辺には二次林のドングリ類や、人間活動に伴う生ゴミや農作物など年間を通じてクマの食べ物が供給されるようになったため、定着・繁殖する個体も出現するようになった。というのが最近大北地域での出没が増えている要因と考えられます。)



ちなみに、ツキノワグマを食べたお兄ちゃんたちによると、肉はケモノ臭くて食えんかったそうだ。
包丁では切れにくくて、ベースは牛肉で鯨なみの油と獣の匂いとゴムの食感を加えた感じ、だとか。

と書いていてたら、そのお兄ちゃんに肉を分けてもらった、と言ってナベにして食べていた。
「もっとネギを入れればよかった。すんごくカタいけど、おダシは最高じゃ?!
次は中華風に豆板醤で味付けしてみよう」
その保護者どのの試食会にいたのは8人。うちふたりはにおいでギブアップ。
5人は「クセになる味だ!」とハマってしまったらしい。
クマを食べたあとはやたら眠くなる、っていうお話もあるみたいだけど、この連中はなんでもなかったなぁ。

他にも、クマから取れる“熊の胆(くまのい)”とか、“熊の油”は貴重品で、人間は珍重しているんだって。

“熊の胆”は、クマの胆嚢(タンノウ)を乾燥させたもので、とんでもなく苦いけど、胃のお薬にとってもいいんだって。

春先、冬眠から覚めたばっかりのクマから取って、囲炉裏で2?3カ月かけて乾燥させてつくるらしい。
できあがった物は1個30万円?120万円くらいするんだって。
とっても高いから、熊の胆取るためにクマを殺しちゃったりする人もいるんだよ。
むかしならともかく、今だったらいろんなお薬売ってるんだから、そんなんで殺すなよぉ。
だからクマの数がへっちゃうんだぞ。

それから中華料理の材料でクマの手を買うと、1個2?3万円。
右手のほうが高いんだよ。
ハチミツなめる手だからかなぁ?。
むかしはクマの手は安産のお守りにもつかわれていたんだって。

“熊の油”は、熊の脂肪から作ったお薬で、塗り薬として使うんだけど、ヤケドにすっごい効くんだって。
ヤケドあとが、のこんないのは熊の油だけとかいわれているんだ。
あとひびわれとか水虫にも効くっていわれてるよ。

ほかにも骨はリュウマチに効くとかいろいろいわれてて、貴重品あつかいなんだよねぇ。
それからいっぱい脂肪がのったクマの肉はとってもよく燃えるんだって。

だから昔は、クマは“火の精”である、とも考えられたくらい、神聖な動物だったのにねぇ。

アイヌの人たちはクマのことを、
神さまの国からミアンゲを持ってくるお客さんっていってたんだって。

「ミアンゲ」っていうのは「おみやげ」の元になった言葉で「身をあげる」っていう意味らしい。

クマはムダなところがないくらいお役立ちの動物で、だから神さまのおつかいだったんだよねぇ。
神さまを食べるなよぉ、殺すなよォ。

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  • mユビキタスwさん

    >>ヤクトポッシブルさん


    いえいえ

    負担なんかちゃいますよ

    なんか気になったので勝手に調べただけです。

    普段考えない事も、ちょっとしたきっかけをもらうと面白いもので調べて楽しましてもらってます。

    昨日も、ラジオ聴いてたら中国製の、折りたたみ自転車Aタイプ(フレームがアルファベットのAに見える)ですが4cm程の段を上るとタイヤの根元から折れるらしく調べて見ると、かなり前から言われていたみたいでした。
    量販店で、安く売っているらしく、知らなかったら買ってしまいますよね

    しかし映像は、見てないですが、話しからは、簡単に折れていたみたいです。

    何に反応するかわかりませんが、こんな感じなので気にしないでくださいね

    2010/10/16 07:38 ブロック

  • ヤクトポッシブルさん

    すごいっ。
    調べて下さったんですね
    気軽に尋ねた事をこんなにもたくさん…
    おばちゃんの井戸端会議風の会話をここまで広げて下さるとは
    恐縮です


    テレビで「生態が解明されてない」と聞き流す感覚で観た覚えがあったので、解明されてないと受け売りで聞いちゃったんですが…
    生態云々は多分、自然のツキノワグマの子供関連(子育てとか?)じゃないかなぁ?と勝手に思ってました
    どうやって子育てしてるとか??

    あ、これ調べなくても大丈夫ですからね
    調べたくなったら私もしますし…
    一緒に調べようという話になったら楽しく調べましょうよ
    ユビキタスさんに負担かけさせちゃうという気持ちになってまう?


    つーか、ヒマラヤヒグマ科になってますが、北海道のヒグマと顔も図体も違いますね
    雰囲気的に黒いし等身からマレーグマ(毛ちょっと短いけど)みたいと思ったけど、地上が繋がってた時祖先が散らばって進化したのかなぁ?と調べもしないで思ったりします
    (↑間違っててもいいの)


    木彫りクマはヒグマのイメージですけど、ツキノワグマバージョン見たことあります?
    私、ヒグマバージョンしか見た事ないや
    北海道のお土産なのかしら

    2010/10/16 07:11 ブロック