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2010/10/14 02:25

スギ花粉症緩和米

今日のお題は、スギ花粉症緩和米

?

何だろう、小説を読んでいるとスギ花粉症緩和米

米って書いているから、米とは想像できますが、まさか食用のお米を遺伝子組み換えで作ってしまうとは・・・


ところでこのスギ花粉症緩和米は、簡単に言うと毎日のご飯を食べることによって、スギ花粉に対する減感作治療法をしよう。というものです。
ご飯として食べることは注射に比べればはるかに簡単な接種方法ですし、また、長期にわたって何回も病院に通う必要もありません。薬と違って飲み忘れも少ないと思われますから、患者さんにとって負担の少ない治療法らしいです。

遺伝子組換えといっても、お米の中にスギ花粉を作り出すことはできないので、花粉が持っている抗原決定基エピトープ(エピトープとは、花粉の表面にあって、抗体が花粉を異物であると認識するた めに必要な部分のことをいいます。)

スギ花粉症緩和米では、
スギ・ヒノキなど花粉が原因でくしゃみ、鼻水目の炎症などアレルギー症状起こすのを緩和させるために、
免疫反応を制御するペプチド(人工タンパク質の一種)を米に蓄積させ食べることで花粉症を緩和、発病を予防させる効果があるそうです。

しかし、このペプチドはアレルギー症状を抑制するときに細胞の働きを鈍くさせたり、死滅するおそれがあるらしく、
花粉症の症状は出にくくなるが、 ウィルス撃退まであやういそうです。

そしてこのペプチドは自然界には存在しない合成たんぱく質で、人が食べたことがなく、危険を指摘する学者もいるそうです。

実験の途中経過ですが

マウスにこのお米を食べさせる実験を行った結果、普通のお米を食べさせているマウスよりも、花粉症を引き起こす抗体を70%減らす効果があることが確かめられたそうです。

しかしこのスギ花粉症緩和米は、最終的には、農家、生協関係者など約7万人の署名を集め栽培中止となった。

原因は、風評による農家の被害、もしなんかあれば、米が完全に出荷できなくなるなどの可能性があるための生産、実験(もし実験中の花粉が台風など の強風により近隣のイネとの交雑のおそれ、付近の学校へ飛んでいって子供たちの体内にはいる恐れがある為)中止みたいです。

しかしあくまでも中止だが撤退とは名言していないそうです。

今後は、米など食料品ではなく、医薬品になるかもしれません。

開発者も長年頑張って作ったものだし、スポンサーからの費用も桁が違いますしね。

熊と鮭の話とは違いますが、熊の子供が餌を獲るために産卵のために生まれた川に戻ってくる鮭を獲るとよかったねですが、
鮭のほうから見ると遥かかなたから産卵するために帰ってきた鮭は被害者?魚だし、
熊に捕まらず産卵できるとよかったと
見る方向が変わるとまったく逆の見方になりますもんね。

開発者も良かれと思い作っているし、
農家はもし人に被害が出ればと思い反対するし難しい問題です。

もし、アメリカなんかが、特許をとって作り出したりしたらたまったものじゃないですから。



ちなみに現在遺伝子組み換え食品ですが、アメリカのトマトなどは、腐らないトマトを作っているそうで、腐らないと言う事は、腐敗させにくい遺伝子が組み込まれているのでしょうね。
確かに、食糧難な国、今までは生のトマトを送っても食べれない地域には、ありがたいかも知れませんが、恐ろしい話です。

現在の輸入バナナなどはあおいうちに収穫し、日本市場に来てから食べごろになるようになっていますが、いつの日か遺伝子組み換えの日持ちするバナナになったりしてね。

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