他力本願スプリンターズステイクス

2006年以降4年間の傾向を見ながら有力馬を探っていきたいと思います。
2005年までは、連対した馬の半分以上が3ヶ月以上の休養明けでしたが、それ以降はサマースプリントシリーズのおかげで、連対した8頭は全てサマースプリントシリーズからの参戦でした。その前走の中身は、
阪神のセントウルS組が4頭、小倉の北九州記念組が2頭、札幌のキーンランドC組が2頭、とバラバラですが、基本的には前走で3着以内に好走していたことが条件となります。
前走が掲示板にも載らなかったところから巻き返した2頭はそれまでに1600m以下のG?で勝ったことがありました。
連対馬を一番多く出しているセントウルSから連対した馬にはひとつの共通点があって、
それはセントウルSの勝ちタイムなのです。

1分7秒台の高速決着になったときは、その勝ち馬には絶対に注目しなければいけませんが、1分8秒台になった時は勝った馬は無視してもいいということです。

1番人気は過去4年で【2.1.0.1】で、
過去4年で馬券圏内に入らなかったのは昨年のアルティマトゥーレだけでした。
短距離で展開によって紛れも生じやすいと思われがちですが、大波乱は望み薄のG?ですから大穴狙いは禁物です。
昨年でさえ2番人気は連対を果たしていますからね。
脚質的には逃げ・差し馬が圧倒的に有利で、前半の3Fが32秒台のハイペースになってもその傾向は変わりません。
今年は逃げ馬が揃っていますし、前半はこれまで以上にハイペースになる可能性がありますが、これまで4コーナーを6番手以降で回った馬で連対したのはわずか1頭だけですから、それまでにG?で勝ったことのある差し馬以外は軽視してもらっても構いません。

今年も香港から2頭が出走してきますが、外国からの参戦馬はサマースプリントシリーズなどの前哨戦を使ってきた馬だけを狙ってください。

このレースは枠順にも大きな傾向があって、
当日に雨が降らなかった場合は圧倒的に外枠が強くて、
馬場が悪くなったり、当日に雨が降っていた場合は内枠が圧倒的に有利になるということです。
中山はCコースを使うようになっての最終日になりますので、
雨が降らないときは外枠からスムーズな競馬をした馬が強くて、
雨が降った場合には、外枠の馬はスタートでダッシュが利かないために、どうしても後手に回ってしまうからなのでしょうね。

野芝のみで行われるこの時期の中山1200mは、ゴール前に急坂があるとは言え、軽さも要求されますので、血統にノーザンダンサーを血を持っている馬が強いのも特徴のひとつです。
【現在の有力馬】は
〇グリーンバーディー
〇ローレルゲレイロ
〇ヘッドライナー