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2010/09/25 01:15

ついに、疲れが測定できるように

疲れを測定

確かこの話を始めに耳にしたのが、3.4年前ですが、ついに実用化になりそうです。


新聞記事より

だるい、眠い、体が重い--。
日本人の6割が感じているとも言われる疲れ。疲れは痛みや発熱と同様、体の異常を知らせるアラームだ。これまで客観的に測る物差しがなかったが、最近新たな測定法が開発されつつある。

その一つが、唾液(だえき)の中にいるウイルスの量を調べるというもので、1年以内に実用化できそうだという
近藤教授らのグループは疲れると唇にヘルペスという水疱(すいほう)ができるのをヒントに、ウイルスを使った新たな疲労の測定検査を開発した。唇のヘルペスはヘルペスウイルスの一種が引き起こす。
このウイルスの仲間は通常は体内に潜伏し、疲労が蓄積するなど宿主の体が危機的な状況になると、別の体に移動しようとして再活性化し、口の中に集まってくる性質を持っている。
近藤教授らは、この仲間の中でも、ほぼ100%の日本人が乳幼児期に感染し、突発性発疹(ほっしん)を引き起こす
HHV(ヒトヘルペスウ イルス)6と
HHV7の唾液の中の量を測っている。

HHV6は一時的な疲労、
HHV7は慢性疲労を測定するのに適しているという。
検査では、4センチ弱の円筒形のコットンを約3分間、かまずに口に含んで唾液を吸収させ、専用容器に入れる。近藤教授の研究室では、唾液の中からウイルスのDNAを分離し、量を調べている。
近藤教授らが定時の仕事をしている事務職の20人と、1日5時間以上残業している営業や研究職の40人の唾液でウイルスの量を測ったところ、
定時の人では唾液1ミリリットル中のHHV6が平均500個、
HHV7は平均5000個だったが、
残業が多い人ではどちらも10倍以上検出されたという。
残業が多い人ほどウイルスの量も多かった。
これまでの調査では、若手のサラリーマンや工事現場で働く作業員はどちらかというと
HHV6が高い傾向があり、
年配の管理職の会社員は
HHV7が 高い人が多かった。
近藤教授は「疲れはすべての病気のきっかけになるといっても過言ではない」と話す。

HHV6が高い人は一時的な体の疲れなので1日ゆっくり休むこと、

HHV7が高い人は疲れが常態化しているので生活そのものを見直した方がいいとアドバイスしている。

現在、HHV6とHHV7を使った検査を受けられるクリニックの開設準備が東京都内で進んでおり、1年以内には一般の人も検査を利用できるようになるという
班長の倉恒弘彦・関西福祉科学大教授は「例えば内科では、体温や血圧、血液中の白血球の数などで診断するが、疲れにはこういう指標がなかった。
疲れを評価する複合的な物差しが出来上がれば、
その人にとって何が最も適切な治療なのかもわかる。

全国のどの病院でも適切な疲労の診断ができる ようにしたい」と話す。11年度にも研究結果をまとめる予定だという。

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