他力本願神戸新聞杯

2007年から2400mの外回りに替わりましたが、距離に関するファクターはそれほど重要ではなかったレースですので、それまでとあまり傾向は変わっていません。ただ、2006年までと違って、1番人気の成績が低下していますので、その辺りには注意が必要です。

皐月賞やダービーで5着以内に入っていた馬は【7.8.6.16】と15連対を果たしています。それだけ実績が必要なレースだということです。それ以外の5頭は、春のG?には出走していませんでしたので、逆に言うと、
春のG?で掲示板に載れなかった馬は基本的には消していいということになります。

ダービーで最先着を果たしていた馬は【4.4.1.1.】で、ダービーの時と同じ騎手でこのレースに臨んだ場合は【4.3.0.0】と連対率が100%です。
ただ、これらの馬は全てダービーでも5番人気以内でしたので、今年はちょっと様相が違うかもしれません。
1?2着馬20頭の前走は【9.4.3.4】で、3着以下だった7頭中6頭は前走がダービーか宝塚記念でした。
基本的に1番人気の成績は非常にいいんですが、ダービーで凡走した馬が巻き返しを期待されて上位人気に推された場合は非常に危険です。

穴をあけるとすれば、去年の暮に行われたG?のフューチュリティーSで連対していて、その後はあまり結果を残していない馬ですが、今年は出走してきませんので大穴になる可能性は低いと言えるかもしれません。

特筆すべきなのは、2400mになってからの3年間は、すべて四位と武豊のワンツーで決まっていると言うことです。これは一つの重賞としてはものすごく特殊なことで、今年も注意を払う必要があります。どちらの騎手もゆったりと馬を走らせて切れ味を発揮するレースに強いんですが、阪神の外回りは特に得意としています。
特に四位騎手はこのレースが阪神2000mで行われていた時代は【1.0.0.4】だったので大幅に成績が上がっていますので要注意です。

芝の実績も非常に重要で、特に2勝以下しか挙げていない馬は消してもらって大丈夫です。

さっきも書いたように、今年はダービーを勝ったエイシンフラッシュは7番人気と低評価でした。そういった馬がこの神戸新聞杯に出走してきたことはあまりないんですが、1回G?に勝ったからと言って人気になりすぎるようであれば、ちょっと疑ってかかるのも手だと思います。実際にそういった馬がこのレースに出走してくると凡走する可能性は十分にあって、勢いのある馬に負けることは考えておいてもいいでしょう。夏の競馬に使われて、連勝を果たしている馬は決して軽視しないでくださいね。

現有力馬》
☆ローズキングダム
☆シルクオールディ
☆ビッグウィーク