エイシンヒカリ

とんでもない馬が出てきたものである

エイシンヒカリ

正にサイレンススズカの再来である

前半1000mが58,2
ここまではよくある話
その証拠に前半３ハロンは35,8
と意外にかかっている

圧巻なのは４ハロン目から

まるでラストの差しのような脚で突き放している

６ハロン目と７ハロン目は息を入れてそれぞれ12,0と12,3

更に圧巻なのは直線を向いてから

11,4 11,6

と更に加速する脚を使っている

1800mの時計は1分45秒5

これ、外に暴走しながらというオマケ付き

最後の最後で12,8
と失速しているように見えるが、見た目にはもう一度伸びているように見える

何十年も競馬をやっているととてつもないものに出くわす事が本当に稀にあるのだが、理屈では到底図る事が出来ないレースになった

サイレンススズカのファンの方々は初めて【再来】に胸を踊らせ、ラップタイムをマジマジと眺めてしまったのではないか

スタミナとスピードを併せ持つエイシンヒカリ

大逃げ！？冗談じゃない
あれは折り合いがついて走っている極上の逃げである

走り方からはケガが心配されるが、無事に来年の大舞台にあがってきて欲しい

そして大きな経験になるような負けをしてから這い上がってきた暁にはスズカが果たせなかった夢の続きが待っている

そんな事を期待している

願わくは武豊とのコンビが実現する事を期待している