横山典弘騎手

自分が競馬にのめり込んで行った頃騎手といえば武と岡部
この二人は今では考えもつかない数字を残し、連対率は軽く四割を超え、常に五割近い数字を残していた
馬券を買うときはこの岡部と武豊は切れるのか買えるのかから始めないとダメでオッズにも岡部人気というのが存在した

その中で一際目立つ騎乗をしていたのが横山騎手である

当初はメジロの関東馬の主戦を努めていたのだが、メジロライアンに乗っていた横山騎手は何度となく騎手変更をさせられそうになっていたらしいのだが、その度にメジロのオーナーである故北野ミヤオーナーにいいからあれは降ろすな
乗せておけと庇ったそうである

理由を迫った幹部に対して、【上手い騎手は沢山いるが、花のある騎手はそうはいない、あれには花がある】と答えたそうである

今振り返り北野ミヤオーナーの語っていた事がどうなのかは人によって捉え方は違うだろうが、明らかに横山典弘騎手は岩田康成とは違うものを持っていると自分は感じる

武豊が持つ太陽のような花

横山典弘が持つ月のような花

どちらも欠かせないと最近になって強く思う

そしてこの二人に代われるのは三浦コウセイしかいないと思っているのだが、現実は厳しいようである

ミルコやスミヨンの騎乗は馬券を買う側にとっては大変助かるのだが、そうではない日本の騎手

今週の宝塚記念を見てスターの資質を持った騎手が現れてくれないかとの気持ちを強く持った

そして四週連続で栗東に遠征しゴールドシップに乗った横山騎手の姿は素晴らしいものであったと思う

そして、何か羨ましいなって思う

何年先かわからないけど今度自分が大好きになった馬にはこんな人が乗ってくれたらなって思います