フィリックス・コーツィー騎手引退

2005年のスプリンターズSを香港のSilent Witnessとのコンビで制覇した南アフカリのフィリックス・コーツィー騎手が現役引退となった。
南アフリカで騎手デビューして92年からは香港を拠点として騎乗、99年からはアンソニー・クルーズ厩舎の主戦騎手となると両者の名前の頭文字（Cruz＆Coetzee）のCが由来となり「チームC」と呼ばれ香港競馬の中心的存在として活躍した。

2007年にSilent Witnessが現役引退を機に8年務めたクルーズ厩舎の主戦も終了となり、翌2008年には16年間の香港での騎乗を終え南アフリカ帰国して騎乗を続け、帰国後も香港からビッグレースでの騎乗依頼があるとスポット参戦での騎乗をしていた。

そんな中で2010年にはシンガポールで開業している南アフリカ出身のパトリック・ショー調教師からシンガポール競馬史上最強スプリンターと言われたRocket Manの主戦騎手として声がかかり首G1ドバイゴールデンシャヒーンや地元の国際G1クリスフライヤー国際スプリント等を制覇。2011年にはスプリンターズS（4着）にも参戦して日本ではこれが最後の騎乗となっている。

来月1日からは南アフリカの騎手学校「South African Jockey Academy」で定期的に騎手候補生の指導に当たる予定で、学校側も国内外での経験を活かした指導を期待している。

Silent Witness（1250×830）
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Rocket Man（1250×830）
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※Rocket Manは一昨年の4月以降レースをしていないが、まだ現役中。