スマートフォン版へ

マイページ

106件のひとこと日記があります。

<< 本日の反省... ひとこと日記一覧 アザレア賞... >>

2014/04/04 01:17

産経大阪杯

毎年、この時期に思い出すのは1976年のロングホークです。

運悪く、カブラヤオーと同世代だったためクラシックでは皐月賞2着が最高の成績でした。

カブラヤオーが出られなかった菊花賞でもコクサイプリンスに敗れたものの、そこから本格化。阪神大賞典、日経新春杯、平場も含め、オープン戦5連勝で出走した産経大阪杯でも完勝し、大豪ロングホークと呼ばれました。
天皇賞・春では暮れの有馬記念を勝った同世代のイシノアラシを押さえての1番人気でした。

レースは折からの道悪馬場で、福永洋一鞍上の、これも同世代のエリモジョージが意表を突く逃げ。
ロングホークはゴール前、猛然と追い詰めましたが叩き合いの末、12番人気のエリモジョージが逃げ切りました。

学生だった私はテレビで見てましたが、ロングホークが負けるとは思っておらず、ショックを
受けたものです。

クラシック戦線では差し馬だったエリモジョージを駆って逃げの手に出た、福永の腕の冴えは
天才と言われるに相応しかったですね。

その後、エリモジョージは60kg以上の欣量を背負って、何度か重賞を逃げ切っています。
惨敗とレコード勝ちを繰り返し、気まぐれジョージとよく言われました。

福永洋一は岡部や柴田人と同期で、その後毎日杯の大事故で引退を余儀なくされましたが、岡部や柴田人の上を行く、努力の天才でした。

福永が健在なら岡部はあれだけ大レースを勝てなかったでしょうね。

それだけ、福永洋一は不世出の天才でした。

お気に入り一括登録
  • ロングホーク
  • カブラヤオー
  • コクサイプリンス
  • イシノアラシ
  • エリモジョージ

いいね! ファイト!