愚息のアルバイト

愚息は、今年の夏で、
32歳になると言うのに、…まだ
学生をしている。(Ｔ＿Ｔ)

いい加減、働いて貰いたい。
ほれ！母ちゃん小遣いだよ！と
言って、お金を送金して欲しい。
切実な、願いだ！(Ｔ＿Ｔ)

現在、院生で博士課程を終えたが、
論文が出来なかった。
卒業せず、大学に籍を置いたまま
この一年で、勝負をする。

注ぎ込んだ学費は、博士になる為。
博士になれなきゃ… …
私に、金返せ！(￣^￣)

奨学金も終わったので、
バイトを始めた。
仕事選びが、しのごのと五月蝿い。

自分のキャリアになる為に、
塾の講師は外せないとか…色々
母には判りません。
近所のコンビニで、いいじゃん！
(￣Д￣)ﾉ

寄りに寄って…警備員を選んだ。
大変な仕事だ！
しかも、夜警がメインのようだ。
何処を夜警するんだ？
イベント会場だよ。
ヤバイ！魑魅魍魎がウヨウヨしている所だ（汗）

愚かな母は、不安で…手作り巾着の中に、塩の小袋を一杯作り送った。
悪いモノ、変なモノを、
見ませんよーに。ナムナム… …
(>_<)



蓋を開けてみたら…
六本木ヒルズ！森ビル！
お前！毎晩、夢の様な夜景を楽しんでいるだろう〜？
癒されてるだろ〜？夕焼なんか、
メチャメチャ綺麗だろう〜なぁ〜？
うん♪すっごく、綺麗♪

ストレスが溜まった…私が…
変わり…たい（涙）（ ｉ _ ｉ ）


お母さん、地下駐車場には、
トミカのミニカーの様に、
フェラーリが、並んでるんだって…
まだ、僕は見たこと無いけど（笑）


愚息は、教授とスッタモンダが有り
二年休学を、余儀無くした。
その際に、新宿伊勢丹で営業をしていた。
警備員もサービス業！発音が上手じゃないが、英語は出来るので、重宝がられているらしい…

そんな事無いよ！馴染む迄大変だったんだから…博士課程の院生なんて
誰も口きいてくれないんだから…
人より沢山頭を下げて、馴染んだんだよ。(・Д・)ノ

あぁ…耳が痛い！


私行きたいな。六本木ヒルズ！
森ビル！連れてってぇ〜
(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))


お母さん、行ったじゃん！
チャイナルームで食事したじゃない
あそこが、六本木ヒルズ！
◯◯◯◯ホテルが、入っていて…


知ってはいるけど、聞き馴れない
ホテルの名前を言われても…
覚えられません。
つくづく…田舎者に成りました。


手作り巾着の塩の小袋は、棚の上にそっっと置かれておりました。

こんなモン、いらね〜〜や♪