11件のひとこと日記があります。
2017/05/12 14:10
格と勢い、そして適性がモノをいうVマイル
過去に2000万馬券が飛び出し、10番人気以下の馬の台頭も目立つVマイルですが、馬券に絡んだ馬の殆どが重賞馬という格がモノをいうレースでもあります。まぁ、牝馬限定といえどもGIですから、当然ではあるんですが。
特に、勝ち馬に関しては過去11回中の過半数6回がGI馬、他3回が重賞馬でGI連対実績のある馬が勝利と、その傾向が顕著です。因みに、残りの2回は、連勝で重賞を制覇し臨んだエイジアンウインズと、東京マイル重賞を勝利していたコイウタが制しています。
そのコイウタが勝利していたレースが3歳牝馬重賞のクイーンCなんですが、実は過去9頭いる勝ち馬のうち、コイウタ、ホエールキャプチャ、ヴィルシーナの3頭がこのレースを制しています。コイウタとヴィルシーナは10番人気以下での勝利、ヴィルシーナとホエールキャプチャは2回連続で連対と、やはり東京マイルの適性も重要になってきます。ストレイトガールも連覇をしているくらいですからねぇ。
あと、阪神マイルからも勝ち馬が多数出ています。桜花賞勝ち馬が3回、2着馬が3回、3着馬が1回勝利しています。アパパネとブエナビスタは阪神JFも勝利していますし、ウオッカも阪神JF1着・桜花賞2着、ホエールキャプチャは阪神JF・桜花賞共に2着ですから、ここの適性も無視できません。
2着馬に関しては、GI馬が6回、重賞馬が4回、GI連対馬(重賞未勝利)が1回、2着になっています。やはり、実績馬が絡んでくるようです。特に、その年の内に重賞を勝利して臨んだ馬は、人気薄でも絡んでくる傾向があるので注意した方がいいでしょう。
3着馬は、GI馬が2回、重賞馬が6回、OP勝ち馬が2回、条件勝ち馬が1回、3着になっています。条件馬で唯一馬券になったのは2009年のショウナンラノビアなんですが、その時は7番人気でレースに臨んでいたんですねぇ。つまり裏を返せば、条件勝ち馬が7番人気になるようなメンバー構成だったともいえます。
このように、重賞未勝利馬が絡んだのは4ケースだけなんですねぇ。うち1頭はGI連対馬、1頭は前走の重賞を2着している馬ですから、2頭目のミナレットを探すというのは、難しいでしょうか。