ダービーほか雑感

非常に特殊なレースになってしまったダービー。
パンパンの良馬場にもかかわらず、勝ち時計は2:26:9で、
昨日の3才限定500万下にも劣る、ダービー史上最低の駄レースとなった。
ちなみに昨日のその500万下2400m戦にレイデオロを当てはめると、7着同着になる。なんだそりゃ。

全ては横山典が逃げたことによる特殊な現象。後続に脚を使わせる早目の競馬を、といっていた藤岡も横山にビビッて沈黙、アルアインの松山も当然動かず、トラストの丹内も、、若手は全て横山の存在感に畏れをなし固まってしまった。
あれだけキタサンでは早目先頭の素晴らしい騎乗をした武豊でさえ、
動くに動けなかった
と情けないコメント。
そこで動いたのがルメール。
遅れてデムーロも動くが、
他の日本人騎手はそんな勝負所にもかかわらず、まだじっとしたまま。
折りあい、折り合いって奴だ(笑)

ルメール、デムーロと日本人騎手の違いがあからさまに出たレースとも思う。
周りに合わせて無難な騎乗を好む日本人。空気を読むのが大好き(笑)
だからいつまでたっても
日本馬は世界一だが、騎手のレベルは世界最低なんて言われてしまう。
まぁ本当にその通りだと思うが。

今日の流れでは、ルメールでなければレイデオロは惨敗。
デムーロでなければアドミラブルは5着程度が一杯だったと思う。
この結果は、馬の差ではなく、明らかに騎手の腕の差。
動くに動けなかった、なんて言い訳は本来新人ジョッキー程度が言うセリフ。
ネオリアリズムのモレイラの騎乗などを見ても、まだそんな事を言えてしまう日本人騎手にとって、世界の壁はまだまだ厚いようだ。

気合いを入れたダービーだったが完膚なき惨敗…。
それまでのレースの浮き分を全てダービーの穴目に入れたのに、思わぬド本命決着になってしまった。
ダービーは、一週間寝る間も惜しんで考えて考えて考え抜いたのだが、傷心のまま、僅か15分だけ考えた目黒記念は的中してしまった。
いつも通り、前へ行けて上がりの速い先行馬を選んだら、ハッピーモーメントが軸馬になったというだけなんだが。

しかし、どん底から的中して大喜びしたものの、グリーンチャンネルの最終想定オッズを、払戻し確定画面と勘違いし、PATの残高画面を何度更新しても、全く同じ残高のままだった時は焦った。
もしかしてまたクリックミスで何か間違えて買ってしまったのか!?確かにフェイムゲームは最後の最後で相手に加えたはず。いや、もしかして加えてないのか!?
などと本当に心配になって、投票照会画面を開く頃には、多分押し忘れたんだろうな、なんて諦めの境地にまで達してしまっていた。そしたらちゃんと買っていて、よくよく考えたら、まだ確定していなかったことに気付いて胸を撫で下ろした。

しかし、こういう結果を迎えると、競馬って何なんだろうと思う。
最近考え過ぎるのはどうも良い結果を生まないようだ。
まぁ、ダービーは結果的にド本命だから、もともと私が当たるはずもないのだが。
一週間考えたダービーが10万近く遣ってボロ負け、15分だけ考えた目黒記念が簡単に的中。
これなら、目黒記念を少しでもアップしておけばよかったと思う次第です。
東京芝の良競馬では、先行でキレる上がりの馬は本当においしい馬券になりますね。
近頃の東京開催はコロコロ傾向が替わるので見極めが難しい。
今日の後半の芝はまた先週のような前有利になってましたが、来週もその傾向が続いてくれたら、先行馬好きの私にとって当てやすくなるのですが。