33件のひとこと日記があります。
2014/02/03 08:31
アンダルシア周遊 その3 ヘレスからジブラルタルへ
セヴィルからクルマでJerez ヘレス (de la Frontera) へ・・・。この100キロのルートはシェリー街道と呼ばれてる。ヘレスには世界的に有名なものがふたつあり、そのひとつは甘い食前酒のシェリーワインや。走っていると途中あちこちで‘お寄りくださいと’いうワインヤードの看板が見えるから、そういう個人の醸造所に寄って味見したりしても良い。飲んでみて気に入ったのがあればボトル一本でも買ってみはれ。こうやって現地で買うと安いで。成田で関税払わなくても良いようにちゃんとリキュールの持込み制限チェックしといてな。酒飲めないやつがこのルートは運転するようにしてや。
もうひとつ有名なのは馬術。ヘレスではロイヤルアカデミーなんたらとかいうヨーロッパ大陸でえらく有名な馬術学校がある(あとはフランスのソミュールとポルトガル)。ここの馬のショーがえらくおすすめや。時々あちこちの国に出張してやってるけど、馬の表現力とスキルは圧巻やで。真央ちゃん顔負けや。とくにヘレスのショーはダイナミックでマッチョで男っぽい。ちゃんと前もって日程とプログラム調べといてな。
http://www.cadizandbeyond.com/JerezTours/RoyalHorseShow/tabid/133/Default.aspx
http://www.turismojerez.com/index.php?id=716&L=1
ヘレスから大西洋岸を目指して30分ほど走るとこじんまりしたきれいな港、カディスの街に着く。同僚のラファエルは40年以上コルドバに住んでいて目と鼻の先のここには行ったことがないとぬかした。‘おめえようつかえんな’‘すまん。でもここの町出身の人はスペインで一番愉快でフレンドリーで性格の良い人ばかだと言われてるよ’。ここは大西洋岸なので波が高くワイルドだから海水浴には不向きだそうだがおもいきりリラックスできるらしいで。ここで宿をとられたらええ。良い宿でもめちゃ安いと思うで。夕食は揚げたカラマーリ(イカ)やwhitebites(シラス)で。 たっぷりオリーブオイルをかけてちょこっとシーソルトとバルサミコたらしたオクトパスサラダも付けてな。パエーリヤもここでは美味そうやな。
海沿いにクルマで3時間弱でタリファ(Tarifa)に着く。ここはスペイン人にとっては人気のアルリゾートのひとつで海水浴やマリンスポーツはじめいろいろ楽しめるるらしいから、ネットで検索してみてや。ヨーロッパの大西洋岸は波が高いがここは大西洋と地中海のちょうど分かれ目。ここは岬の先っぽだからフェリーですぐ目の前のモロッコのタンジール(Tangier)に渡ってみやげの小さな絨毯でも買ってきてもよいが、モロッコという国は着いたとたんうわっと物乞いが寄ってきて絨毯屋に行くまでに身ぐるみはがれそうな気がするのであまり薦めない。モロッコもビザなしで入れると思うがやめたほうがええ。フランス人がホテル出た瞬間に物乞いにがっちり囲まれたと言ってましたわ。ふらっと行くにはあの国はパスや。日本からのツアーで行くのが一番安全で効率的や。タリファとジブラルタルはヨーロッパ文化の最後方というか最先端というか、そういう場所に立っているということを体で実感されてさっさと出発されほうがええやろな。日本の根室のようなもんやな。ロシア領が目の前に見えるが、領土紛争のホットスポットで文化的な壁は大きい。
タリファの隣はジブラルラル(Gibraltar)や。30分ほどで着きまっせ。ちなみにここはイギリスやから日本人旅行者は‘観光’と言えばビザなしではいれまっせ。イギリスは非EUからの旅行者へのコントロール厳しくなってん。ボーダーコントロールでは今日中にスペイン領に戻る!ときっぱりと言いはればおkや。でもここはスペイン人にとってはInterestingな場所であるが別に長時間居たいような場所ではないと(イギリス領やしな)いうことや。