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2019/04/07 02:47

45年ぶりのナショナル連覇タイガーロール

昨年の覇者タイガーロール、今年はチェルトナム上がり調子の状態を見せて異例の5倍以下のオッズがついた。昨年この小柄なチャンピオンを最後のところで交わしきれなかったプレゼントカンパニーは今年も人気で12−14倍、パドックでは元気がなかった感もあったが、結局30の障害のうち後半三分の一の飛越に失敗してしまった。歴史を塗り替えた今年のエイントリーでの2着はなんと8歳い牝馬マジックオブライトということでまたまた記録が塗り変わった。マジックは最後の障害でミスをしなければタイガーロールを振り切ったか、または首差二着あたりまでいったのではないか

40頭のうち完走したのは19頭。ナショナルにしてはかなり多いほうだった。4頭が転倒、2頭が騎手は落として最後まで走りきった。14頭がリタイヤし、かわいそうな10才馬フォーザレビューは最初の障害で怪我をして即コースをはずれ、まもなく予後不良と判断された。

完走馬が多かったのは主催者・英競馬界の強いキャンペーンがあったからだと思う。こんな動物虐待イベントはやめろとか、非文化的だから廃止しろとかいう数々の批判を受け、存続を問われたナショナルはブレクジットのように逆に競馬関係者のナショナルへのスピリットを高揚させた。今年のナショナルには馬にも騎手にも怪我が出ないようにと最善をつくしてきたはずだ。

それでも亡くなる馬が出るのは仕方ないが、報道の仕方も変わってきた。何年か前まではなるべく怪我をした馬については中継中は報道せずうやむやにしていたが、今年はITVは中継中に予後不良と判断された馬の関係者の名前をひとりひとりあげてお悔やみを伝えていた。こういう競馬界の努力が実を結んで、ぜひ来年は馬も騎手も怪我のないように頑張って欲しいものだ。

ともあれタイガーロール、おめでとう。ほんとうにおとなしい馬で、双子の母で金髪の綺麗なおねえさんに毎日丁寧に世話をしてもらっているおかげて今日もピカピカだった。苦労人の騎手・有能な調教師(「あなたはもうちょっと痩せたら」とか報道関係者に言われてたけど)に囲まれて、「来年も10才で連覇を狙いますか」と聞かれチームは意欲満々だったね。たいていナショナルを勝つのは8歳から10歳。まだまだまだやれるよ、タイガーロール。

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