それぞれの次へ

　ベッラノーヴァ君(♀)が最後のレースを無事に終え、引退の知らせ。
　全19戦２勝。距離にして28.4km、よく走ってくれました。
　２歳秋の府中でのデビュー時には400kgを切っていたことを思えば、
　「本当にありがとう、よく頑張ったね、お疲れ様でした」としか
　言葉はありません。

　2020年新馬戦を勝利した後、年明けてすぐの重賞フェアリーＳで３着。
　そのラップなどを何度も眺め返しては、ひょっとしたら重賞にも手が
　届くのではないか、トロワゼトワル号以上のパフォーマンスかも等々、
　もぅ勝手な妄想を膨らましては興奮していた当時を、今は懐かしく
　思い出しています。

　この仔は師匠からのお勧めではなく、私が直感的に「この仔が好い！」
　とその年の募集馬の中から選んだ仔でした。
　師匠は、やや馬体重が足りていないことを心配していましたが、
　それでもと出資することを決めたように記憶しています。
　結果的には師匠の心配通り、馬体重も馬格も不足したまま競走生活を
　終えましたし、その次のお仕事でもきっと周囲を悩ませてしまうかも
　知れませんが、それでもここまでその小さな身体で十分に、人の記憶に
　刻まれるような競走生活を送ってくれたように思えます。
　この先も、一層シアワセな馬生を送ってもらえれば嬉しい限りです。

　ともう一つ、今日からふたりで新しい道を歩み始めた娘の幸せな未来も
　心の奥深くから願っています。どうぞ、おシアワセに…。



　さて、今週の出資馬くんの出走は２つ。
　3/16 中京10Ｒ 豊橋Ｓ 牝馬 ３勝Ｃ 芝1600　カーペンタリア君(♀)
　3/17 阪神10Ｒ 鳴門Ｓ ３勝Ｃ Ｄ1400　ビオグラフィア君

　カーペンタリア君(♀)は残り１年の競走生活ながら、ここへ来て少し
　厩舎内での優先順位も低く流れているような感じです。
　それでも３月頭には栗東へ移動、環境の変化が好い方へ向いたようで
　追切にも少し明るさが見えて来ているとのこと。是非、掲示板以上を
　目標にして欲しいです。　まぁ実際は良くて３着のような気がしなくも…

　ビオグラフィア君は、とにかく日曜日の雨の降り出しが心配。
　パサパサなら、人気以上の結果もありそうなのですが…。５着〜２着か…
　調教はまぁ普通程度、ただ馬体や腹周りはまだ緩い感じなようですね。


　次週重賞の毎日杯出走予定のルシフェル君(♀)は、１週前の追切では
　ムルザバエフＪ騎乗でしたが、不良馬場のせいかも知れませんが、
　今までの様には動いていなかった感じですね。
　時計しか見てはいないのですが、正直少し不安ではあります。
　これまで格上の古馬ＯＰ馬などと併せても互角以上に動けていた仔です
　から…。来週、１郵前の追切動画が上がってくれればよく確認したい処。


　世界が平和に落ち着き、お一人おひとりが幸せへ向けて歩める日常の
　一日も早い訪れを、糸のように細い今宵の月へ静かに願っています。