カリフォルニア州とケンタッキー州の時差　vol.1

　どちらもが当然、アメリカ合衆国内の州です。
　より日本に近いカリフォルニア州はＵＴＣ△８でＵＴＣ＋９の日本標準時とは
　時差で17時間。つまり日本で11/8 の午後９時であればカリフォルニアはやっと
　11/8 の午前４時。
　少し時計を戻して11/8 の正午であればカリフォルニアはまだ11/7 の午後７時。

　で、同じ要領でアメリカ中東部に位置するケンタッキー州はＵＴＣ△５なので
　日本との時差はカリフォルニアよりは少なく14時間。よって日本の11/8 正午
　はケンタッキーでは11/7 午後10時。

　ここまではご理解頂けてますでしょうか？
　つまり日時の巡りは、日本→インド(バーラトと表記変更ありましたが)→
　イギリス→ＮＹ州→ケンタッキー州→カリフォルニア州の順。

　でここまでが前置きです。いつも長くて申し訳ありません。

　ＪＲＡさんは今年５月、〈以下ＪＲＡさんＨＰより引用(一部略)〉
　ルメール騎手は、2023年5月6日（土曜）アメリカのチャーチルダウンズ競馬場
　で行われた第12競走ケンタッキーダービー（G1）において、デルマソトガケに
　騎乗したところ、鞭の使用回数制限を超過して鞭を使用したことについて、
　ケンタッキー州競馬委員会裁決委員から2023年5月11日（木曜）の騎乗停止
　処分を受けました。
　よって、施行規程第147条第18号の規定に基づき、裁定委員会の議定により、
　2023年5月11日（木曜）（ケンタッキー州競馬委員会による処分と同一日）
　の同騎手の騎乗を停止しますので、お知らせします。

　と発表しています。
　文中【ケンタッキー州競馬委員会による処分と同一日】が重要。

　今回、同様に鞭の使用回数制限で11/4 カリフォルニア州でにおいて開催された
　ＢＣターフでオーギュストロダン号に騎乗したムーアＪが現地委員会から
　11/12 の騎乗停止処分を受けました。(騎乗馬は優勝)

　ＪＲＡさんの上記の公表通りであるなら、
　【カリフォルニア州競馬委員会による処分と同一日】の騎乗停止処分があって
　しかるべき処でしたが、ここでグィーンと力技を発揮。
　カリフォルニアの11/12 は、ほぼ日本の11/13 であるとケンタッキー州と
　カリフォルニア州との時差の〈３時間〉を上手に利用してムーアＪ騎乗予定の
　ジェラルディーナ号の騎乗を認めるとの判断を下したそうです。(一応伝聞)

　確かにレース発走の11/12 15:40は、カリフォルニア州では11/11 22:40 で
　間違いはないですけど…。


　まぁ、それもこれもほぼ公的機関とも云えるＪＲＡさんの主催者判断であれば
　そうなんですね、と見守るだけですけどね。