西村淳也Ｊと鮫島克駿Ｊと永島まなみＪと…

　以前から注目している若手Ｊの３人ですが、西村淳Ｊと鮫島克Ｊとの比較では、
　それぞれに得意不得意のコースやレースペースはあるようですが、騎乗に
　関しては二年後輩の西村淳Ｊの方をやや上位に見ています。

　理由は単純。「最後の直線でどれだけムチに頼らず追えるか」という点です。
　西村Ｊのこの感覚に気が付いたのはもうだいぶ前、2020/08/03 の盛岡７Ｒの
　ウェイヴァリー号の騎乗辺りからです。その前年、ウェイヴァリー号の姉の
　ビスタストリカ号の未勝利脱出戦では止まりそうな処でしっかりムチを入れて
　いますので、彼が気付きを得たのはその頃合いなのだろうと見ています。

　無駄にムチを使わないということは、それだけ馬に精神的負担を掛けないという
　ことでもありますし、追うフォームを乱すことが減るという利点もありますよね。

　確かに、プロの騎手になったら先輩のムチの持ち替えや捌きの上手さに憧れて
　真似をしたいという気持ちは起こりそうですが、やはりプロとして求められる
　本質は、〈ムチ捌きの上手な騎手〉ではなく〈追って持って来れる騎手〉です。
　安易にムチの力に頼りたくなる騎乗へ進むのを抑え、手綱捌きや追い動作で
　しっかり追うように気持ちの向きを換えるだけで上手くなってきそうな若手
　騎手はまだまだ居そうですよね。
　途中で伸びが弱くなってしまった団野Ｊや、松若Ｊ、木幡初Ｊなどなど。
　本日(9/9)の中山10Ｒ汐留特別の西村淳Ｊの騎乗動画を何度も見返しながら、
　手綱捌きやムチを最小限に使う理由や方法を学んでもらいたいなぁと思います。


　そんな西村淳Ｊや注目の鮫島克Ｊがリーディングベスト10に入って来てくれて
　いるのが秘かに嬉しく感じています。
　その先に、後ろから俊足で追いこしていった岩田望Ｊや若手エースの横山武Ｊが
　いるのですが、弛まず追い続け、いつか肩を並べてくれたならと願っています。


　もう一人挙げた永島Ｊは、最初の頃はどうなってしまうのだろうという感じ
　でしたが、後輩の今村Ｊの活躍ぶりに奮起し、騎乗数を重ねていくうちに、
　本当に不要な動作が減ったように思えました。それにつれて成績も上昇し、
　何度も美味しい馬券を持って来てくれるようになりました。ありがとうね！
　これからも怪我や事故を防ぎながら、女性ならではの様々な状況を乗り越え、
　同期トップや女性リーディングに留まらず、リーディングベスト20など更に
　上を目指して頂きたいです。応援していますよ。


　　つらつらと書きたいことを先に書かせて頂きました。(微笑)