スマートフォン版へ

マイページ

235件のひとこと日記があります。

<< 交々と書いて「こもごも」と…... ひとこと日記一覧 ある馬に対するモヤモヤな気持ち。vol.2... >>

2023/08/20 16:22

ある馬に対するモヤモヤな気持ち。vol.1

 マルグアレイス号は昨日(8/19)のレースの14着をもって「引退」となりました。
 サラオクも8/24 にやや低調な結果ではありましたが無事落札頂きました。


 ここから先はきっと読み心地の好くないものになると思いますので、どうしても
 読んでみたいという方のみお進みください。

 この仔には募集時の動画を何度も眺めて、最優先を決めました。
 母はサンデーレーシングさんのマルグアレイス号、父はモーリス
 美浦の高橋文雅厩舎で、募集総額3千万円/一口辺り75,000円で複数口申込み。
 距離は1400〜1600、芝:Dは6:4くらいで芝かなぁと…。

 1歳時の調教は順調で明けて2歳1月の更新では〈すぐにでも競馬に使え
 そうなくらいの馬っぷり〉とのコメントもあり、6月半ばにG試合格で放牧。

 その段階で〈少し両前脚に疲れが残る〉というコメントが厩舎サイドから。
 その後、放牧先の天栄では〈慎重に/じっくり丁寧に〉とはありましたが、
 15-15ペースで坂路には入れていました。
 7月下旬になって、〈以前から右前に負担がかかりやすく、その反動で右トモ
 の筋に疲労が見られステロイドを注入〉との報告。

 これは仕方ないと思いますし、この点では何ら不満などもありません。
 以前も書いた記憶がありますが、この時点で厩舎さんには勝ち上がれていない
 3歳馬が20頭前後!いたと記憶しています。厩舎の世代勝ち上がりは3頭。
 ここまでダブついていれば、デビューに向けた帰厩は9月に持ち越されそう
 とは覚悟していましたし、天栄さんサイドでも治療に加え、乗り込みなども
 少しスローダウンして行きました。
 もちろんこの時点でも、不満などは皆無です。いや正直吐露すれば、厩舎さん
 に対してしっかり勝ち上がれるようにして欲しいとは思っていました。


 さてマルグ君ですが、冬場は本当に強く、息遣いも発汗も目を惹くのですが、
 その分、夏場の暑さにはかなりきつがっているような表情を見せていました。
 たぶんここら辺りから、天栄さんに対し「手を掛けて丁寧にケアして欲しい」
 という思いを淡く抱いていたかも知れません。
 別クラブさんの出資馬ですが、「大丈夫、大丈夫」と言われた1か月後に
 「申し訳ありません、実は以前から骨折していたみたいです」ということが
 本当にありましたから尚更。

 8月はトレッドミル〜キャンター軽めを続け、8月後半からゆっくりと坂路の
 乗り込みを開始、厩舎さんとしてもそろそろ3歳馬の動向があらかた捌けて
 きた頃になり、〈帰厩の相談をしました〉という報告のあった次の週に、
 右前に腫れが見られ〈右トウ骨遠位端部の骨折が判明しました〉と…。


 流石に「どうなの?」とは感じましたが、一口出資は「忍耐」や「修行」の
 一面があると考えているので、怒りや憤りなどは抑えて抑えて過ごしていた
 つもりです。実際はそこまで聖人君主ではありませんから、キャロさんの
 当時の不調や、天栄さんへの「希望」「お願い」などを少しザラザラした
 感覚のまま書いてしまったかも知れません。

 ただ、当時の天栄さんは様々な事情を抱えていた為か、しっかりとした
 謝罪はほとんど無く、いつもながらの定型文での軽い謝意表明だけでした。
 ことが起こった場合はもう少し丁寧に対応されれば、きっとクレームも転じて
 応援に変わるのにという感覚が身についているためか、残念な想いは
 ありましたね。

 まぁそれでも起こってしまったことは無かったことにはなりませんし、
 マルグ君の治癒と復帰とを心から願って、公式のレポートに目を通し続けて
 おりました。
 「暑い夏が来る前に何とか復帰出来ればいいな」と祈りにも似た感覚でです。

 10月の頭に終えた手術。12月の半ばにはウォーキングマシン、トレッドミル。
 徐々にながら順調な回復が見られ、今年の1月の終わりにやっと17-18の坂路を
 1本。2月半ばには16-17で2本とゆっくりゆっくり。
 ここからはトラブルがあればもう競走馬としての復帰は叶わないので、後戻り
 しないように丁寧に丁寧に、空港さんは適切かつ最善の対応を施して頂けた
 ことは今も変わらず深く感謝しています。

 〈続く〉


 
 

お気に入り一括登録
  • マルグアレイス
  • モーリス
  • ウォーキン
この日記はコメントできません。