235件のひとこと日記があります。
2023/05/06 20:32
薄暗い闇・または病み
師匠の具合というより私の脚や身体の疲労のため、かなり遅い出発。
府中へは既に14時を大きく過ぎて到着。
口取りが当たっていたので、ヒールは袋に詰め、パンツスーツにスニーカー
という「まぁ何とか季節的に許してもらえるかしら」的ないでたち。
時折の風が、もうすっごくて、新聞など椅子に置いておけない感じ。
今日は風があるからとキツメのものを選択した師匠のハット帽も、突風で
一度ビュッと飛ばされました。
東京10Rを見終えて下に降り、京都11Rの終わるのを待ってレゾン君の
パドックをモニターで1周だけ確認後、応援馬券を買い、府中のパドック
最前列へ向かいました。ゴメンネ、レゾン君。
※レゾン君のレースはパドックサイドでスマホ観戦。
パドックに姿を現したベッラ、肌ツヤは好いし、状態だけならベストに近い
と思える感じでしたが、そこから後肢の歩様へと目を落とすと思わず
「エッ?エーッ!」。怪しさを通り越しまともに歩けていない様子。
最終追いは5/3 普段とは異なりWコースで助手さんを背に
南W良 54.8 - 38.7 - 11.4 位置[6] 馬ナリ
としっかりと刻んできたので期待していたのですが…。
ほぼ後肢は踏み込めておらず、ウチョ、ウンチョ、ウチョ、ウンチョの
ようなリズムでビッコ歩き。
足を着くたび首を上げたりしている迄ではないので、キーンな痛み迄は
感じていないように見えましたが、数mごとに引手さんの前に顔を曲げ、
歩みを邪魔しながら「もう歩きたくな〜い」アピールの繰り返し。
前走時(4/22)のパドックではこのようなことはなかったので、最終追い切り
あるいは前走後になんらかのトラブルが発生していたのでしょう。
横で「これレース走らせるの?」「引退覚悟ってこと?」くらいの内容を
師匠は口にしていました。
その後のパドック周回も、ベッラ君(♀)はずっと懇願するような表情を見せ
たまま、内目内目を遅れながら歩いていました。
この仔とっても従順で素直で頑張り屋さんな仔なんですよねぇ。
流石にパドックでは跨らないでしょうとの予想に反し、津村Jを背に
最終周回1周半。←ショートカットで一番後に廻りました。
状態は津村騎手もたぶん理解していただろうと思います。
レースVご覧頂ければお判りになると思いますが、スタートからゆっくり。
道中も最後方に付いて直線は外へ出して緩めに追い動作。
だってビュッと追って脚を折れば、自分自身の危険にも繋がりますから。
もし私が津村クンでもそうしたでしょう。あるいはルメールJや川田Jで
あったなら、発走前に除外を視野に検査を求めていたかも知れません。
結果10頭立ての9着。今日は無事に帰ってこれただけでGJ。
緩く追われただけでしたが上がり33.9で出走馬中2位、トップとはコンマ5秒
差で1.21.5。レース後の状態がとても不安です。
依頼を受けた津村Jは、状態の良さに歩様の悪さを抱えた中でのギリギリの
選択と判断だったのだろうと想像しています。
ここまで述べただけでも、薄暗い闇を感じますが、本馬本来の馬主である
クラブさんの公式コメントに更に驚愕。
《中1週での出走でしたが、具合は良かったと思います。(調教師)》
本当にあの状態で《具合は良かった》のですか?
あの歩様や仕草は、怪我やねん挫等ではなく新しく身に付けた癖ですか?
競馬運営上、このようなことは本当に許されてしまうのでしょうか?
クラブや厩舎は異なりますが、元サンデーR所属のグレートマジシャン号。
脚元の悪そうな追切を続けた後、1年2カ月ぶりにレースへ復帰。
2022/07/30 の新潟メイン「関越S」でしたっけ。
見ていた多くが感じていた通り結果は予後不良でしたよね。−合掌
このようなケースが続けば、必ずどこかで事故見舞金の制度自体あるいは
適応要件の見直し、または利率変更が求められてしまうでしょう。
実際にベッラノーヴァ号の馬券も普通と変わりなく発売されていますので、
「競馬の公正性確保」という観点からも、もう少し適切に主催サイドからの
確認を入れるべきかとも思います。
こちらの記事は、書くかどうか、公開するかどうか、深く悩みましたが、
コメント欄を閉じたまま全体公開させて頂こうと判断致しました。
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