天皇賞回顧とバビット号の役割 他　2/2

　※先に1/2をお読み頂ければと…


　もう少し続きがあります。
　そのバビット君、が何故ここ天皇賞に登録してきたのか、３つの
　切り口で考えていました。

　1) 目標とする次走との間隔を優先した
　2) 個人馬主さんとして天皇賞にエントリー＆出走させたかった
　3) レースを使う別の目的(トップクラスを経験させる等)

　通常、どんなに高い賞金のレースでも、賞金が獲れないレースを
　使うよりは、少しでも賞金を獲れるレースをと考えるのが一般的
　思考でしょうが、それでもＧＩ出走各馬の馬主との関係を築いたり、
　お食事会などへ参加できることは魅力的かとも思います。
　(今も競馬場でのお食事会が開かれているかは不明ですが…)
　また、ＧＩレース出走馬主の特権としてパドックの内側に入れる
　のもある意味、魅力ですよね。
　過去私がパドックの内側に入ったのは、お昼休みの馬の居ない時と
　全レース終了後の２回だけです。

　その辺り、結局最後まで結論の出ないまま、バビット君出走の
　天皇賞を迎えましたので、バビット君の複勝とＷ３点を計1Kだけは
　買っておきました。もし来たらのショックを排除しておく目的で…。
　結構頑張っていましたよね。前項で挙げた任務もしっかり熟して。

　さて、そのバビット君の話には続きがあります。
　直線坂までしっかりと走ってそこから最下位15着に沈みます。
　普通なら、流石にガス欠だったのかと感じますよね。
　ところが、レース後向こう正面までランダウンしてから、
　勝ち馬イクイノックス号のビクトリーランの横をかなりのスピード
　でダートコースを引き返してきていました。驚きましたね。
　次走、どんな条件でも注目しておこうと決めました。

　2022年の秋の天皇賞は、３歳馬が人気の中心となっていたこと、
　国内古馬ＧＩ勝ち馬はポタジェ号(大阪杯)のみだったこと、
　非ＮＦ系のパンサラッサ号の走りに他の非ＮＦ系馬が協力したこと、
　勝ったのはＧＩで今年初めて１番人気馬だったこと、
　２戦のクラシック連対歴を持つ３歳馬イクイノックス号だったこと、
　などに加えてバビット号がしっかり走ったことなどなど、
　メンツの割には個人的な興味での見処が多かった好いレースだと
　思います。

　終了後はパドックで藤沢元調教師の姿を眺めることなく何枚かの
　換金を終え、今年はもう競馬場には来れないだろうなと思いながら、
　秋空を眺めながら、少し人混みの退いた東京競馬場を後にしました。

　長文お読み頂きありがとうございます。