236件のひとこと日記があります。
2021/10/23 22:28
◇◇買い方の問題◇◇ 有馬記念/1982年12月26日 師匠より… 前編
このところ、何やかやで忙しく、じっくり競馬が出来て
いなかったのですが、そんな中、出資馬のレースを含む
自信のある数レースに参加。アイビーSの3連単や大阪
スポーツ杯の3複を獲っているにも関わらず、トータル
マイナスで終了してしまいました。2週続けて…。
軸馬と相手をほぼ本線に近くしっかりと押さえているのに、
3複3単系の勝負をして負けたり、あるいは軸は来ている
のに相手が思考の外側から飛んできたりして感覚的には
無残な負け方だったように思います。
そんな私を見て、慰めなのかどうか師匠の昔語りが始まり
ました。そして引っ張り出してきたのがこちらのレース。
1982年の有馬記念だそうです。
(1982年なんてまだ私の生まれる前のこと…
↑大嘘です、ゴメンナサイ)
師匠もまだ学生だったみたいですが、その有馬記念は
枠の3-5ではなく、アンバーシャダイの単勝で勝負した
そうです。
よく見れば、2番人気3番人気馬が5枠同枠に入っている
ので、同じくらいの配当なら単勝より枠の3-5勝負でも
好さそうですが、師匠によると2番人気メジロティターン号
は走り方を見ても過去実績を見ても当然中山で買える馬
ではないというところを起点に思考が始まっていたそう。
「アンバーシャダイが間違いなく軸として、相手に人気の
メジロティターンが来ないなら、政人-高松のキョウエイ
プロミスか、4歳2頭の入った4枠、あるいはダービー卿
を勝って権利を取ったトウショウゴットか」と考えた上、
「せっかく枠連にしても何点も買ってしまうのでは妙味が
無くなるし、ならアンバーシャダイの単勝を本線勝負で」と、
当日増やした資金2万円ちょっとに、更に財布の中の有り金
ほぼすべてを追加し、その内の90%程を単勝に、残りを枠の
3-4・3-6に等分して勝負したらしいです。
結果・・はご覧の通り、2番人気馬は来ませんでしたが、
同枠のヒカリデユール号が最後の最後アタマ差さして優勝。
師匠は、みぞれ混じりの冷たい雨の中、後楽園駅の近くの
公園で2時間くらい茫然と座り込んでいたそうです。
中山まで行けなかったので、後楽園で馬券を買って人混みを
離れラジオで聞いていたらしいのですが、実況ではほとんど
アンバーシャダイが勝ったように聞こえたらしく、着順の
決定後に、別世界(パラレルワールド)に突き落とされたと…。
netkeiba.com さんに動画と実況音声がありましたので、
私も聞いてみましたが、う〜〜ん、確かに解りづらいです。
今なら場外でもモニターは完備され、グリーンチャンネルも
確認できますから、もうかれこれ40年近く前のことを、今
しんみりと話されても頷くことも慰めることも出来ません
が、確かに、買い方って大切なファクターだなぁとだけは
感じ、今日の自分を振り返って再度溜息をついていました。