シルクのがちゃぽん。

　今年は、絶対牡馬で行こうと堅く決めていました。
　何頭か抽優で取れそうな範囲の馬に絞って
　何度もなんども、動画を見返して、血統配合を比べ見て…。

　さぁ、これで入れようという段階で、家族の一人から
　「この馬かわいい。この馬が欲しい」と…。
　それは１頭の牝馬。しかもかわいいよりボリューミーで
　少しごつい感じ。脚元にも微かに不安材料が見え隠れ…。
　「あなたがお金出す覚悟なら好いよ」とはいってみたものの
　ここ数年のあるいは短期的未来を考えると、練りに練って
　結論を出した仔に未練が残ってはいたのですが…。
　「出す。覚悟あります」との言葉に、しぶしぶ承知しました。

　あぁ〜あ、あの仔絶対活躍すると思うんだけどなぁ…。
　との心の中の声を何度も飲み込んで
　61.アズールムーンの2020に抽優を使うことに替えました。

　ならあと３週間早めに言ってくれてたら、もう一人分くらい
　入会費や月会費出してあげたのにぃ…。
　欲しかった馬を入れられなかったので、一般では難しい橋を
　渡ることになります。何頭取れるかしら…。不安一杯です。

　来年以降もこの傾向が続くと、実績中位以下の会員では、
　実績を積んでいくのを端から諦めて、年間36,000円の会費を
　払ってでも、どんどん名義を分割し抽優１頭ずつをそれぞれ
　の口数分狙いに行くという方が出てくるような気がします。
　きっと火を見るより明らかでしょうね。
　そうなるとビジネス上、会費収入は増えたものの、コストと
　管理の手間で却って利益マイナスという可能性も生まれそう。
　そこはこちら側が心配すべき範疇ではなさそうですが…。

　年間合計４〜６頭。予算は毎年の競馬の勝ち分50〜70万円。
　　※会費などを含めすべての経費込みの予算です
　現実的には裕福なＮＦさんへのお布施に近い気もしてますが、
　それでも、自分の出資馬の出走するレースでの馬券回収率が
　他と比較して高いため、それをモチベーションの一つとして
　続けてこれたのですが、出資馬の頭数が減ってしまうと(ある
　いは口数をまとめざるを得なくなってくると)やはり楽しみは
　比例して少なくなっていくようにも思えます。

　大口や中堅の馬主さんの世代交代や本業の低迷による撤退、
　それに伴うクラブ馬の恒常的活躍とＮＦ系クラブの人気に
　重ねてのＤＭＭバヌーシーさん登場。それにより一層輪の
　かかった一口バブル、一体いつまで続くのでしょうねぇ。
　客観的に現状を眺めると、少額ずつ損をしていくライト層の
　数と幅とが一気に増えただけのように映るのですが…。
　You Tube による煽りと「ウマ娘」の人気に伴う他ジャンル
　からの流入。捨てるほどＣＤを買っていた推しアイドルへの
　投下資金がゲームを仲介にして、ドッと一口馬主の世界へ
　雪崩れ込んで来てる感覚。正直、際限が見えないですよね。
　投資という観点では、あきらかに期待値が低過ぎますから、
　余程競馬が好きだとか、税金を支払い過ぎている等のような
　少数派以外、いつかは続かなくなっていくと思うのですが…。

　藤田さんが新しくクラブを設立してくれたら参加してみたい
　感覚はありますが(現実的にはプロ野球の球団を持つよりも
　難易度が高そうな気がします)、今はあまり出資クラブを
　増やしたいとは考えていませんし、年齢面を考えるといずれ
　は手仕舞いをしなければならないのは理解していますから、
　残り短い期間、一口出資という楽しみは、なるべく現状の
　まま残しておいてもらいたいというのが我儘な本音です。

　ともあれ、シルクさん、少なくとも大切な抽優を使って
　申し込んだアズールムーンの2020(♀)は取らせて下さいね。
　確率75％前後くらいだとは思いますので…。


　* 抽優で行こうと思っていたのはトレジャーステイトの2020
　　次点クードラパンの2020、ソーディヴァインの2020でした。
　　それぞれ活躍してくれると好いですね。
　　それぞれグラニットピーク、ラパンラピッド、レゾリュート