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2021/06/18 21:41

永島まなみさんへ…

 永島まなみJ騎乗のレースを、彼女を中心に約40Rを超えるくらい
 動画で検証していました。ここでは伝わらないかとは思うのですが、
 風のうわさで届く可能性もあるかも知れませんから、とりあえず
 気付いた点をいくつか書かせてくださいね。


 まず現時点でコーナリングに時々迷いがあるように感じますね。
 迷い(あるいは苦手意識)のせいか所々でオーバーアクションを
 してしまっているような場面を見受けました。
 プロの騎手さんに言うのは大変おこがましいとは思いますが、
 コーナリングの際に、人間の中で一番重量があるのは頭ですから、
 内側の脚に重心を掛けながら、先に頭を馬のセンターラインより
 内側に入れてしまうと好いかと感じました。
 今のように時々見せる仕草 (身体を一度小さく外に寄せてから
 振って内に入れる)より、物理的にも効果があると思います。
  (騎乗中に視点を替えるので最初は怖いかと思いますが…)
 先に首を内へ曲げ意識的に頭を曲がる側へ入れていくうちに、
 自然と適切な肩の傾きが身に付いてくると思います。
 あるいはスタート時から手綱を内側は3〜5cm短めに持つのも
 アリですね。

 次は、スタート。
 スタート後、先行馬やテンの脚の速い馬は元より、すべての場合
 において、もっと早く鞍から腰を浮かせた方が、臨むポジション
 を取れるように思います。今は、スタート互角に出ていながらも、
 1Fでズズッと遅れてしまっていますよね。加速時に重心を後に
 残したままで背が丸まった状態で鼓舞しているために人馬の息が
 十分に合わないからだろうと見ています。腰の位置が後になり、
 腹帯よりも鐙が前に出てしまうと馬にとっては軽いブレーキに
 なってしまうので、そこは意識して注意してくださいね。
 スタート後、鐙の上(足先)に力を入れたらもう少し膝を柔らかく
 後に折って胸を張り、出来るだけ腰とおへその位置とを腹帯に
 近づけるようご自身の重心の位置を腹帯の上か、あるいは少し
 それよりも前に置くことを意識しながら、あごを今より少しだけ
 前に出しながら膝と胸とを近付けると、馬はもっとスムースに
 進んでくれるはずです。

 これは女性ですから、どうしても避けられないとは思いますが、
 脚力は特に、まだまだ鍛え続けて頂く必要がありそうですね。
 大腿の前後の運動に対しての筋力はさすがアスリートという
 感じで中々強そうにお見受けしますが、木馬を欠かさないことで、
 普段から最低でも2400mは膝を曲げたままのライディング姿勢を
 保って乗っていられることを目標に頑張って頂けたら好いの
 かも知れません。まだ十分にお若いですから、必ずすぐに出来る
 ようになっていくと思います。

 鞭の使い処や、効果的な追い動作は、それらを習得されてからでも
 遅くはないでしょうね。

 進路取りに関してもフェアを心掛けていらっしゃるのが判りますし、
 報道やインタビューなどで、お人柄の良さは伝わってきますので、
 是非是非、怪我の無いよう、目標を目指して活躍して頂きたいと
 思います。
 最後に、同じ女性として、今なお梅田厩舎で調教騎乗されている
 前田玲奈さん(西原元J)の調教時のライディング姿勢がとても
 きれいなので、時々参考にされたら好いかも知れませんね。

 今週日曜のバラキエル号の騎乗、どうぞよろしくお願いします。

 ※こちらの記事はコメントNGとさせて頂きます。ご容赦願います。

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