【早期特例登録制度】

　トレーニング・センターへの入厩及び馬体検査をすることなく
　競走馬登録を行うことができる制度で、平成28年より導入され
　たものです。
　登録申請期間は1歳9月から2歳2月までとなっており、毎月1回
　申請締切日を設け、毎月末に競走馬登録を行います。
　トレーニング・センターへの入厩開始は1歳11月以降で、初めて
　入厩する際には馬体検査を受検する必要があります
　　―― 以上、ＪＲＡ/HPより抜粋

　　ＪＲＡさんのHPで入厩馬などの確認を行う際に、その下段に
　〈早期特例登録馬〉なる欄が設けられており、その耳慣れない
　制度が気になり、少しばかり調べてみました。

　　この抜粋の下には馬の減価償却云々とも書かれていたので、
　要は《早期にトレセンを利用するためのもの》という位置付け
　と、《少し早くから簿価上の減価償却を行うための制度》の
　二面性があるのがうかがい知れます。

　　同時に考えるべきは、やはり巷間伝えられている通り、
　ＪＲＡさんサイドでは、ダービーtoダービーのサイクル徹底と
　より早期からの２歳馬の出走頭数確保へ向けた(＝年長馬の
　早期引退への舵切り)方向へ、着実に、そして厚みをもって
　走り出しているということ。

　　２歳馬のレースの賞金額や３歳春のダートＯＰ競走の少なさ
　などまだまだたくさんの課題は感じられますが、馬券購入にも
　そして一口への投資にも、いろいろと考えていかなければなら
　ないのでしょうね。