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2015/05/26 15:03
ダービーの穴候補
基本、今年のダービーは強い馬がそれなりのレースをして
それなりのパフォーマンスを見せ、勝つだろうと思っています。
昔から競馬を見続けていますが、ダービーは紐に馬柱からは
想像できないような馬がからむことが多いレースです。
1頭、穴馬を挙げておくとしたら「ケツァルテナンゴ」でしょうか。
今年のプリンシパルS(5/9 東京11R)は見処の多いレースでした。
勝ち馬のアンビシャスはもとより、オールマンリバー、バイガエシ
ロードフェリーチェなど。
戸崎J騎乗の2着ケツァルテナンゴもその1頭です。
スタート後、戸崎Jは内-外-内と見ながら、逃げ〜先行馬の確認と
自分の馬のスペース確認しつつ、このレースの相手有力と見ていた
アンビシャスを探しながらゆっくりと馬を下げていきます。
途中、これ以上下げたくはないと感じたところで下げるのをやめ、
視界の先で大逃げを打つマルターズアポジーのペースを計りながら
エミネスクとカルナヴァレスコとの間をゆっくり上がって行きます。
それが向こう正面〜3コーナー手前。
4コーナーを過ぎた直線入り口あたりでは、5の外、あるいは13の
外を突くことを決め、外に振れた13を見て5の横の進路に決定。
大外を上がってきそうな14と、内で逃げている1を意識に置きながら
スパートを開始。と、そこへ視界に一番入りにくいすぐ後脇から、
アドマイヤの勝負服が見えます。
更に必死に追い出すもその脚色の差に、きっと勝てないことはすぐ
理解したように思えます。
それでもアンビシャスからち1馬身差に欠けるくらいでゴールイン。
血統的に直線の瞬発力に欠けるはずの馬が、14ムーンクレストや
オールマンリバー、バイガエシといった後の馬に抜かれることなく
来れたことは、この馬の能力を表しているように思えました。
また、同レースを別の視点(アンビシャス/ルメールJ)で見てみると、
道中掛っていたアンビシャスを上手になだめながらも、ルメールJ
は、直線で外を向かずに、すぐに内を突いた(あるいは突けた)理由も
おのずから理解できると思います。
ケツァルテナンゴは、現時点でダービー優先順位19番目で2頭並ぶ
うちの1頭ですが、もし出走がかなうようなことがあれば、ワイド
や複勝でも十分楽しめそうな気がします。
もっとも、そのルメールJを確保できず、優先出走権を持ちながらも
ラジオNIKKEIへ廻ったアンビシャス、というマイナス条件(*
と、既に亡くなっている父馬の産駒がダービーで健闘できるのか?
などいくつかの不安要素も重なっているのですが、抑えることは
確かです。
但し、皐月直後に書いたように、癖あるドゥラと内へ入るレーヴとで
あやしいレースになることが予想されますので、ちょっぴり買って
観戦するだけにしておく予定なのですが…。
(* トライアルの1着馬が回避したトライアル参加馬の
本番での上位入線の確率は低いと考えています。