戸崎ポジションについて

　コーナーのある競馬で、ややゆるい〜ゆるいペースでレースが
　進行すれば、４コーナー手前で一瞬馬群はかたまり、脚のある
　馬は、先に抜け出しそうな馬の後でスペースが空くのを待つか、
　余程特殊な馬場状態以外は、通常外へとコース変更をします。

　このようなレースで、戸崎Ｊの取るポジションは、有力馬か、
　あるいは特定の騎手の半馬身後目の外側にベタ付き。
　ラチから何馬身分か外を通ることでの距離ロスを覚悟してのこと
　だろうと思います。

　もちろん彼自身の馬が逃げ馬の場合や、有力馬との脚質が大きく
　異なる場合、そのようなポジションは取れないのですが、かなり
　多くのレースでそのポジションをとっているところをみると、彼
　は企図して、あるいは戦術として実行しているように思えます。

　場合によっては、彼の騎乗馬がとても勝負にならない場合でも
　同様のポジショニングを行うために、自身の成績のためではなく
　相手を下げる目的なの？　とも思えることもあるのですが、
　いざそのマークした馬が外へと進路を取ろうとアクションを起こ
　した瞬間にグイと真っ直ぐ馬を伸ばすので、どうしても有力馬の
　コース取りがワンテンポ遅れ、戸崎Ｊの馬を先にやってから更に
　外をまわしたり、あるいは逆に進路を内へと切り替えなければ
　ならなくなるので、なるほどそれなりの効果のある戦術だなぁと
　見ています。

　でもね、それに何度も引っかかっているのがＥジョッキー。
　なんで同じことを何度も繰り返さなきゃいけないんだろうと
　時々、彼Ｅジョッキーを乗せた馬の馬券を買っている際に、頭を
　抱えてしまうことも…。
　学習能力の低さが…、ねぇ。

　マリアライトも、あのレースでＥジョッキーが一工夫していて
　くれたなら、昨年の秋、パンドラの半馬身前に居たはずなのにと
　今でもかなり本気でそう思っています。
　きっと彼女はどこかでＧのティアラを着けてくれるとは信じて
　いるのですが…。

　途中から横道にそれましたが、本題の戸崎Ｊのポジション取りと
　出馬表とを見ながら、彼がどこで何を考えて乗っているのかを
　想像しながら、レース映像を見なおしてみると、それはそれで
　楽しいですし、回収率が上がること間違いないと思いますよ。
　まっ、ご参考までに。

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