235件のひとこと日記があります。
2015/04/27 06:18
トップクラスのレースのスロー症候群について
マイラーズカップ(京都芝1600m)と同日の最終レースである
4歳上1000万条件(京都芝1600m)とを比べ、さすがに2クラス
下のレースにGIIのレースがタイムで劣るのはどうかと思います。
もちろん、レースの質や強さを推し量るのは全体タイムだけではない
ので、マイラーズCのラップを読み解いた上で、12R1、2着馬よりも
マイラーズC1、2着のレッドアリオン、サンライズメジャー、上がり
3Fで31.9をマークしている7着ディアデラマドレ、道中中段より詰め
てきた3着馬フィエロが強いことは理解します。
特にフィエロは、個人的に優秀と感じた昨年のこのレースの2着馬です
し(エキストラエンド3着、レッドアリオン4着)、そのレースを先頭で
引っ張って質の高いレースを作った4歳馬レッドアリオンは、これを見て
いずれマイルのGIIは確実、うまく運を掴めればGIまでもと判断して
いた馬でしたので…。
さて、理解はするのですが、このスロー症候群が続けば、馬券の検討が
おそろしく難しくなるばかりか、またいつぞやの年のように京都コース
で上がり32秒を切った馬の故障が相次いだような事態を引き起こすので
はないかという危惧も持ち上がってきます。
それに加え、馬券の検討が難しくなればなるほど、売り上げは低下する
のもこれまでの統計上の事実でしょうから、せめてスプリント〜マイル
までの距離のレースは道中を無駄に緩めることなく、クラスに見合った
時計を出せるようにしてもらいたいものです。
原因として、レースにディープ産駒などキレ味を武器とする有力馬が固
まったり、特定馬主や特定生産者の馬が過剰に登録して、レースとは別
のところでけん制しあったりすることが考えられるのですが、どこかで
誰かが警鐘を鳴らさねば、この先も今回のようなことがずっと続くよう
にも感じます。
このレースの馬券、買い間違え(マークシートの塗り間違え)で取り損ね
たから拗ねているのではないんですけどね。