無念

先ずは後藤浩輝騎手の訃報に対し、故人の御冥福をお祈り致します。


今回の出来事は非常に残念でなりません。
自殺と言っても事故に近いものなのか、否か。遺書の有無など詳細が報じられていない現時点では彼の心の中を伺い知る事は出来ません。

ただ間違いないと思えるのは頸椎に負った耐え難い痛みと向き合っていたであろう事。

また落馬するかも知れない、という先の見えない不安と闘っていたであろう事。

痛みと不安で眠れぬ日々をどれだけ過ごしたのでしょうか。

彼の様な明るい人ほど、そういう苦悩は内に秘めていたと思います。

私は五年前に大事な人を自殺で無くしました。
その人も極めて明るい性格の人間でしたが、病気を悲観しての他界でした。

もし…

二度目の事故の際に引退していたら今回の事は起きなかったのでしょうか？

彼がファンの期待に応えようとするエンターテイナーでなかったら引退していたのだろうか？

…

答えは彼以外にはわかりません。

ただ、私の中に哀しい想いが残ったのは間違いありません。


故人への黙祷の意を込めて、大好きな競馬とは暫し離れ、放牧に出ようと思います。