哲三そのまま〜!!!

先日佐藤哲三騎手が引退を表明しました。

予感というか覚悟というものはしてたんですが、現実のものとなるとこれはまた違った想いが込み上げてくるものです。

わたくし、お強い逃げ・先行馬に惹かれる体質でして
彼の代表的相棒だったタップダンスシチー、アーネストリーは大好きなお馬さんでした。

当然その仔達が走る時には馬券も買って応援するわけですが、その際には決まってこう叫ぶ訳です。

「哲三そのまま、そのまま〜!!!」

…

もうその様に叫ぶ事は出来なくなりました。
心の準備無く楽しみが一つ奪われるというのは悲しい事です。

しかし、わたくしのそんな想いと比較にならないつらい想いをしたのは彼です。尊敬の念が絶えません。

今後の身の振り方として調教師を頭の片隅に置いている、という記事を目にしました。

当然彼が育てたお馬さんを見たいという想いはあります。しかしながら彼の形容詞とも云える“職人気質”が、調教師につきまとう様々な制限によって損なわれるのではないかという不安もあります。

わたくしとしては表現者として小説なり漫画なりを創って戴きたい。彼の個性が強く感じられる作品を手元に置いておきたいから。

哲三さん、長い間お疲れ様でした。