競輪
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2021/12/13 07:07
アウトサイドのインファイター(12/12阪神JF)
須貝厩舎。元騎手とは思えない異様．．．もといド個性的な調教師。その奔放な物言いや傍から見たら強引としか思えないあらゆる角度からの競馬業界へのアプローチが、Ｊ○Ａから「嫌われていて」不利を被ることもあるとかないとか言う都市伝説さえ湧き上がる超魅力的(俺基準)な厩舎。つうか口取り撮影問題でマジに件の特殊法人を提訴したこともあってあながち全くないわけでも．．いえいえ天下の中央競馬会、意趣返しなんてとんでもない。ソダシ並みに真っ白でしょ、多分。とにかく振る舞いだけではなく度外視できない実績と魅力があふれてる先生なことは間違いない。まああれこれ物議はありましょうが、俺は大好きです。だってゴールドシップ育てた人だぜ？あんなひねくれた傑出馬、最高じゃ．．とと、調子に乗ってくっちゃべってると褒めてんだか貶してんだかわかんなくなりそうなんでこの辺で。
さて、その須貝先生が将来性に太鼓判を押して鍛える今は亡きドゥラメンテの娘ベルクレスタ。6月早々の新馬戦で今年もやっぱり出てきたダメジャーの世代ナンバー1候補セリフォスとやり合って勝ち負けながら完敗したが、8月の2戦目で順当に勝ち上がり。秋までじっくり成長にあて、東京のアルテミスＳで重賞一発ツモを狙うも、レース前に患った皮膚病で順調な仕上がりとは行かず、ここもエピファネイアの俊英牝馬に敗れた。残念ながら惜敗は多いが、姉のアドマイヤリードより素直で、毎回一生懸命に走り続けたおかげか、収得賞金はコツコツ積み上げることができてる状況。さあ貯金を使って挑むは若い女子たちの晴れ舞台。暮れのＧ�戯綽瀬献絅戰淵ぅ襯侫�リーズ芝1600。
フルゲート18頭の面子には無敗馬、連勝馬がズラリ。1つ勝っただけのこちらはちいとばかし肩身は狭いが、強い相手とやり合ってきた実績を認められてか5番人気におさまった。主戦の松山Jの乗り方やスッと出られ、どこからでも動ける操縦性の良さが一種スマートな印象を感じさせるが、強敵とゴリゴリと勝負してきた事での俺個人のイメージはこの子は近距離で打ち合うタイプのインファイター。直線の最後に勝負所に併せていられてこその馬だと勝手に思ってるのだが、どうも聞き及んだところによると、今回の鞍上の作戦は控えての末脚勝負らしいとかなんとか。かなり外に飛ばされての8枠16番と言うゲートも、前目に付けるにはちょい苦しそうで、やはり差し競馬にならざるを得ないか？さあ、若い実力者たちの中、トップの舞台でどこまでできるのか？
アウトサイダーな師に育てられたインファイター。G1に指名馬が出走できる喜びに胸躍らせながら、ベルクレスタの晴れ舞台の幕が開く。
スタート。普通に出て軽く促すと脚もつき、無難に追走態勢には入れたが、やはり行く馬のテンの早さに無理して競りはせずに、引いて控えて縦長馬群の後方へ。好位で早めに並びかけてからの、直線ノーガードでどちらかが倒れるまで打ち合う機会はこれでなくなったが、まあコーヘーさんの思惑が最初からわかってたので、ここは騒がずにジッと応援。いやでもレースの真ん中まで来たところから、一気にまくりはじめて3角では先頭を窺うところへ。やはりこうこなくちゃっ！ともう我慢できずにフガフガ鼻息荒くしながら(俺がね)、最終コーナーで行けぇ！！と絶叫してはみたものの。ああ、直線入っていい感じに打ち合いに、瞬間行きましたが、すぐに脚色が鈍くなり、外から内から一気に伸びて来た人気馬達に置いてかれ、かわされ．．．最後はスポットライトの当たらない舞台の端へ．．．掲示板からも落ちての勝ち馬から0.8秒差、3馬身半つけられての完敗6着。
松山J談「うまく壁を作れずに苦しい形になってしまったが、それでも力は見せてくれた。内でためる競馬ができればよかったのですが．．．。」そうね、勝手にこっちはあのまくりをよっしゃとか思ってましたが、控えても結局、ずーっと外目を走らされたまま落ち着かせることができなかったってことだもんな。それでも最後は形に持ってきて、並びかけようとしただけでも頑張ってくれたんだろうな。運もなかったが、それを差し引いてもこの差は大きいだろう。来春までにどこまで詰められるか。
強気なアウトサイダー(須貝師)んとこの素直なインファイター娘．．．今回は思いっきりアウトサイドを走らされてのＫＯ負け。しっかり休んで成長してね。お疲れ様。
- ソダシ
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