本戦と局地戦(11/27ﾌｨﾃﾞﾙ他3頭)

おっさん大好きな偉人NO.1坂本龍馬にはさほど興味もございやせん。日本の夜明けをゼヨゼヨ心配してるようなスケールのおっきさは持ち合わせとりません。好きな歴史上の人物と言えば、俺、長野県生まれと言うのもあってか真田昌幸・幸村が今でも一番。自分だけが生き残るためだけに、敵の嫌がることばっか考えてた昌幸や、自分が存在していた証明だけのために、敵の嫌がることばっか考えてた幸村をめっさ尊敬しとります。そう、大事なのは小さく勝ってジワリと自分が満足する結果を得ていくこと。
さあ、今週の本戦．．．言うなれば関ヶ原はもちろん、京都2歳S。そこにも主役級か．．はともかく、少なくとも、戦局を左右するとうたわれる武将並みの指名馬1頭をどうにか送り込めた(俺は何もしてないですが)。
でもね。実は大事なのは翌日日曜に走る未勝利2頭とオープン特別1頭。そう、3万数千人の軍を率いた徳川秀忠を、たった３千人ソコソコで上田城に釘付けにさせ、関ヶ原の戦いに間に合わせなかった昌幸のように。籠城やむを得なしの豊臣家の滅亡をかけた戦いで、ただ一人前線に布陣して徳川軍を迎え撃ち、その名が出城につくまでに奮迅した幸村のように。実はここからつながっていく局地戦こそが肝要。さあ、今週の結果はいかに？

さて本戦出走の大出世頭候補なのに、何故かここでは軽く扱われてるのが（お前がそうしてるだけだろ）、九州で新馬戦をぼんやりした水っぽい状態でぼんやりと流して勝ったハーツ産駒フィデル。主戦川田に期待を寄せられる未完の大器が、頓挫からの立て直しを経て、天下獲りへの2戦目に挑む。11/27京都2歳S、芝2000。今年は阪神での変則開催。ディープの残した大物候補を相手にどう戦う？10頭立て7枠7番、もういっちゃおー。
スッと出てゆったりしたレースペースの3番手好位へ。4角で先頭に並びかけて用意ドン。これで勝てなきゃまあしゃぁない、ユーガ十八番の競馬で直線勝負。3頭の猛烈な叩き合い、最後は馬の気合と力が半馬身足りない3着まで。いや、ハナ差の2着は拾いたかったが、ほんとしゃーない。
川田J談「まだ動ききれずにまとまった走りができてないが、頑張った。これからの成長が楽しみ」ハーツの能力馬らしい、間に合うかがこれからも焦点になる馬だねぇ。

さあ本戦は落とした．．．ここからが肝要。日曜の局地戦3連発だぁ！

11/28阪神3R芝2000未勝利戦。全4戦勝ち負け2回ルーラー産駒、タイセイディバイン。いくら人．．．もとい馬が良くても、もうさすがに順番でしょ？前回、2着の松若J継続で14頭立て1番人気、8枠13番でスタート！
パンと飛び出して魚鱗の陣の先を行くように一気にハナへ。後ろを3馬身以上離しながらの優雅な逃避行。いったん詰められたところ四角で更に突き放し、え？何これ？1つ上の競馬でしょ？そのまんま華麗に逃げ切ってのあっさり勝ち上り。これ出来るんだったら早くやってよぉ。
松若J談「使う毎に良くなる、素直なお利口さん。入れ込まずにいい雰囲気。スピードの違いで先に行ったがどこからでも競馬出来る。」べた褒め、最高、ありがとう。

11/28東京4R芝2000未勝利戦。期待のディープ娘、ウィズグレイス初戦は目立たずの5着ながら今回も継続ルメールJで14頭1番人気。大内から用意ドン。もうここはゴール手前で「え？誰もいないの？」と振り向いてたヤネのコメントだけで十分。
ルメールJ談「マイペースで走れた。ずっと冷静だった。自分はいいリズムで走れたが、後ろの馬が疲れてた。強かった。」何この話？逃げて6馬身ぶっちぎりのレコード勝ち。うはははは！

11/28阪神9R白菊賞、芝マイル。2戦目で勝ち上がり、大いに期待されながらアイビーSで6着に敗れたハーツっ子ルージュラテール。8頭立て3番人気3枠3番から矢作厩舎の秘蔵っ子＆好調、坂井瑠星で臨む師怒りの続戦の結果は？
うらぁ！！ちょっと出負けして、グッと引いた肚を決めた戦いで最後方。直線向いてから猛追い込み。大外から迫って迫って、最後はドゥラメンテの能力馬とガチンコ叩き合い。ハナ差制しての気合勝ち！うぉぉぉ！(うるせーよ)
坂井J談「落ち着いて臨めたのが良かった。後ろからで、スムーズではなかったが、ここでは一枚力が上だった。」え？ハナ差勝ちですが．．でもＪの力でもあり、ありがとう！

え？日曜は3戦3勝？うぉぉぉぉ！！！！(うるせーよ)局地戦完全勝利！これが次への礎よ！！

追記：ＪＣ。ゴール後のずっと静かに泣きっ放しの福永Ｊとコントレイルのウイニングランにもらい泣きしました。競馬はやっぱいいよなぁ。