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2020/04/15 07:07

ああ、愛しのシャルロワ(4/11シャルロワ)

とか何とか、よくあるヨーロッパ映画の(安い)邦題みたいなテイストで書き出しはしましたが、かなり前..えーと、去年の9月くらいか?に、これは小惑星から来ていて女性の名前じゃないって自分で散々ぶつくさ言ってたような...でもイメージって怖いもんでねぇ。女馬でこんな呼びやすい名前だと、ずっと抜けきらないんだよなぁ、何だか思い込みが...。
と、抜けきらないと言えば名前の印象もそうだが、このハーツ娘の未勝利戦。デビュー前のお稽古の弾けっぷりから、クラシック色した明るい未来しか見えてなかったはずだったが、レースを重ね2歳秋口には掲示板からも転がり落ち始めた...あれ?単に運が悪かっただけで順番待ちしてたんじゃないの?なんてザワッと不安を感じ始めた冬の頃には乾いた寒風吹きすさぶ中、行く方向も見失ってるかの泥沼状態へ。なんとダートの短距離方面へと舵を切り、それで結果が出りゃあよかったが..3歳になってさらに競走経験を重ねても勝ち切れない。もはやクラシックのクの字もないこのせつなさ。
そりゃあねぇ....レッツゴードンキの育ての親でもある梅田センセのお考えに異があるわけではございませんが、何が悪いのかもわからないままここまできての9戦目。未勝利どころかオープンクラスでもお稽古の内容では通用するんじゃないかくらいに言われてきたうちの調教女番長。残念ながら檜舞台....いやいや桜舞台や樫舞台へと続くまさに言うところそのものの花道へは到達できませんでしたが、その間違いなく持っている能力を、舞台は小さくとも最後に一度咲かせてもらいたい...。そら行くぞ。4/11福島7Rダート1150m。鞍上は松若J乗り替わっての6人目のヤネ役西村淳也騎手。3年目の昇り竜を背に今日こそ全力で初めての星を獲りに行こうぜ!

つう事で16頭立てフルゲートの決まった枠は1枠1番大内。今までのレースっぷりから見てると差し脚がきくタイプではないけど、かと言って直線粘り腰があるわけでもなし、気性的にも勝負に対してやたら淡泊に見受けられる...ていいとこ無じゃねぇか?!でも調教は馬鹿みたいにやる気もあり、馬鹿みたいに時計も出る...馬だけに..え?もしかして鹿の方の子?何が何だか自分でも何言ってんだかわかんなくなって、馬鹿はお前だっ!て感じですが、とにかく外からレースを組み立ててあまりいいこともなかったので、むしろ極端すぎるほどの内枠は好機ととらえていいかも..ハイ用意スタート!

しっかり出たが、外からもっと行きたがる馬がハナを主張してくる。...鞍上がおしておしてこちらも行き脚がつき、どうにかギリギリ被される前に最内を守りきって先頭に立った。そうだよね、まず内のメリットを使ってこの状態に持ってくること。後は終いをどう凌ぐかの勝負に持ち込むのが、この子の場合、今のところ結果を出すための最善策。しっかりハナをキープしながらインベタで3,4コーナーも回し、さあ直線入口で追い出すと後ろを引き剥がしにかかる。残り200まではいい感じも、外から1頭脚色が違う馬が追いこんでくる。こちらもムチが入って必死の粘り込みをはかるが....あー、いつも通りサッサとかわされそう...と思いきや、併せられたところでなんかちょっと頑張ってる感じが...いや、どうだぁ?並ばれた瞬間にゴール板!どうだ?どうなの?どうなったの?手に汗握ったその結果は...。

西村J談「スタートが良かったし、具合も良かった。展開はきつかったが、勝ち上がってくれてよかった。」
やたやたやったぁ!!!ハナ差封じて、シャルロワついに勝ち上がり!こんな瞬間がPOGの醍醐味。出走表を、都度都度、吟味して選んだ馬を応援するのとは別の競馬の楽しみ。1年間ジリジリしながらも同じ子を追っかけ続けることで得られる幸せでもあるのよね。

少し余裕が出来たので(俺にね)、この子の多分走れるのに走らない不思議さが理解できればと思い、過去のレースのテキコメントをずーっと見て行ったら、あー、やっぱところどころで「気難しい」ワードがチラホラ。結果だけにギャーギャー騒いでないで、ちゃんとこういうところも見てなきゃね。さてさてまずは一安心。思春期のおむずかりを抜け、お稽古通りの力が出せるようにきっとなるのをじっくり楽しみに待ってます。

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