金無し将棋に受け手なし(2/8Lﾄﾞｩｰｽ2/9Sｺﾞｰﾙﾄﾞ)

またちょっとカッチョいいのネットで拾ったからって適当にタイトルに使うと、ゴリゴリの棋界人とかに見つかってしこたま叱られるぞ．．．。でも将棋の格言てほんとカッコいいよねぇ(目下、龍が如く７でホームレスのおっさんと対戦も、あまりのヘボ将棋でフルボッコされてる真っ最中)。つう事で先週はうちの「東の金」ことセントオブゴールドが出走、直線で鬼脚を繰り出すも勝馬ははるか先の3着に敗れ、クラシックロードへ続く道が急激に険しくなりましたが、今週は「西の金」サトノゴールドが登場。人気が劣りながらも夏の札幌重賞で2着に食い込んできた父譲りのヤンチャ侍の奮起には大いに期待したいところ。夏以降完全に引込められ、大事に成長を促しながら年を越えての長期休養明け。鉄砲一発目って奴だが、最初はそれほどじゃなかった性格(ポーッとして真面目に走らないくらいで．．．て、その時点でダメ？)も、お父さんがあのゴールドシップ．．．そりゃあ根性も曲がりゃあ、走りも曲がるに決まってる。調教してみりゃそこそこ時計はいいけど、やっぱりラチによれる始末。親子共に受け持った担当厩務員にして、父との共通点を問われたら「馬っ気」と苦笑まじりで即答され「おやじに似て素直じゃないけどさみしがり。もう少し落ち着いてほしい。」と牝馬には一切近づかせてもらえないそう。おい！すごく楽しみ！から始まってはいたが陣営のコメント、全く成長した感じにゃ聞こえねぇぞ？．．．とツッコんではみたものの、実はどっかニヤニヤしながらぼやいている自分がいます。なんかやってくれそうなんだよね．．．なんかやらかしそうな空気もムンムンだけど．．．。次第に色が抜けてきた茶がかった芦毛も含め、奇異で偉大な父ちゃんの影をその危うさもひっくるめて見る．．須貝厩舎のゴルシ産駒。共同通信杯の予定を1週早め、力がいる馬場が合いそうと京都きさらぎ賞に参戦。

と、ここまではワクワクドキドキのノリで事前に書いておりましたが、すでに結果も出て案の定打ちのめされたパターンになっておりますので、結果はサラサラっと．．．。前述で、やらかすのも楽しみ．．．的なこと偉そうに言ってますが、実際、なるようになった後じゃ、魂半抜けになりますわな．．．つうことで、どう考えても背伸びのチャレンジを続けるもう1頭のなるようになった結果と相まってダブルでの惨敗の記録を今週も苦々しくつづります。

で、先に背伸びチャレンジの方．．．ラヴォアドゥース。元騎手のシュッとしたナイスガイ、渡辺テキの元、2歳秋、3戦目で未勝利戦突破。その後、重賞、1勝クラス特別とチャレンジするも結果は出ず．．ただ師の「自分の競馬が出来たら．．」の気持ち強く、今回はリステッド競走のエルフィンＳに前走に引き続き坂井Ｊ鞍上で参戦．．12頭12番人気だが熱く優しき師の思いよ届いてくれと祈ったが．．パッと飛び出したゲートに促すと脚もついてしっかり好位で進むものの、直線内に閉じ込められ伸びず、あがくように首を振りながら粘ろうとするもズルズル落ちていき10着。んーどうでしょう。ド素人的には「タメがきかないから前で運べたら．．」のテキの見立てを、今回は鞍上がしっかり体現化してくれての結果だと思うんですが。詰まったのはあるけど、あれがなくても勝負になったとは思えないですし。次のご判断．．お待ちしてます。

さて、ところでサトノゴールド。鞍上は超人武豊から鉄人幸英明に乗り替わり。重度の．．がつくズブさがチャームポイント(？)の当馬、テン乗り上等、乗鞍過多大いに結構．．なぜなら「追えるから」が合言葉のノープランがチャームポイント(？)のベテランＪと手が合うのでは？と、このＪ変更も思ったほどざわつきもない感じ。ケガからの驚異的な復活からは、いい雰囲気で結果出してるし、元々オイラも好きな人なので異存なし。8頭立て少頭数の5番人気と狙い目も十分.．．さて．．．フゥ．．．(←書いてるのがちと空しくなった)。
ゲート開くと、内からバイン、外からバインと新喜劇の様な天丼アタックをいきなり続けざまに受け、戦意喪失寸前の様相で出足から後退。当られてるように見えるが．．こっちがよれてるだけ？．．まあ元から後ろの競馬で．．と想定の位置なんで、結果オーライ？とは思ったが中間の時計の遅さにもう結果が見えてたね。後方から直線向いて、追いまくって加速度的に伸びては来たが、とても届かない位置。上り33秒台も上位の好位組も同じ終いでは意味なしの．．6着。
鞍上談「今まででは一番ハミを取ってたが、後ろからの馬には厳しい展開だった。」わかっちゃいるんだけどなぁ．．．．うーん、残念。

まさにタイトル通り、金のない勝負に受け手なし．．．ゴールドが結果を出せない今年のＰＯＧに打つ手はなし．．．か。うまいこと言ったもんだ。