愚直に強かにそれぞれに(10/19Mﾗﾝｼﾞｭ他1・10/20ﾓｰﾍﾞｯﾄ)

さてとんでもない台風で東のＪＲＡスケジュールもガタガタとされてますが、運良くそれに巻き込まれずに済み、予定通りの出走に漕ぎ着けてる我が指名馬達の今週の出走は3頭。土曜はいずれも未勝利脱出を目指す地味目なオスメス1頭ずつ。日曜は6月1週速攻のデビュー勝ちからスター街道間違いなし(もちろん多少の贔屓目スパイスはきいとります)とされていたが、夏の新潟重賞で勝ち負け必須の2番人気を背負いながら8着とすっ飛び、巷の評価も、名門藤沢厩舎での序列もたった1戦でガタピシ落ちしたと思われるオルフェ娘のモーベット。いやいや前走は鞍上福永Ｊ自ら、騎乗が良くなかったと言ってもらえた状況を踏まえたらまだまだこれから。さあ日曜に出走するのは、まさに己を追い込んだに等しい1勝馬の平場戦。勝ちしか意味を持たない上、積める額も乏しい賞金。おまけにさすがにこりゃ言い訳できないメンバー相手とくりゃ君はどんだけＭなの？．．．モーベットだけにねっ！とブツブツひとりごちたりなんかしとりますが、とにかくここはサラリと勝ち抜けて、端役でもいい、有力馬達の表舞台のキャスティングボードに再び名を連ねたいところ。
それぞれの上を目指すそれぞれの戦い。それぞれの武器でそれぞれに走り抜いてほしい。今週もケガだけはないように頑張れ！つう事で．．．．

10/19まずは地味目な牝の方ことキズナ産駒のマリスドランジュ。いやヒロインしかできない大作りの女優より、邦画の端々になんだか常にいる西田尚美タイプの方が俺めっちゃ好きなのよ．．とかお前の好みはきいてねぇ！ハイすみません．．で京都2Ｒ芝1200。鞍上キタトモＪ、8枠9番、10頭立て4番人気の3戦目は、スタート五分で出ると、スムーズに脚はついて先取り合戦を離れてみる形の好位4番手。コーナーの最後で早め追い始めジリジリと伸びたが．．やはりもう1パンチ足りない、粘るハナには届かず外からも一気にかわされ．．いや3着はあったかなと思ったが差した最内の馬にもう一度ハナ差盛り返されての4着．．うーん。頑張ってるんだけどなぁ。
北村友J談「テンションは高かったが休んで馬は良くなっていた。ここまでやれるのだから能力はある。落ち着いてレースに行ければ。」重でもしっかり走れたのが収穫かな。

さて同日、地味目な牡の方はこちらも外8枠(9頭立て)におさまったブラックタイド産駒のアピテソーロ。4戦してようやく掲示板まで辿り着いたこの苦労人(馬)ぷり。主役しかできないオーラだけの俳優より、とりあえずいつの頃からかなんかいつもいる野間口徹タイプの方が俺めっちゃ好きなのよ．．だからお前のそういうのはきいてねぇ！ハイすみません．．で新潟6Ｒ芝1800、ヤネは主戦横山武史Ｊでなぜか2番人気はちょっとびっくりの5戦目は、スタートはきれいに出て同じ8枠の大外と終始ハナを取りあう形に。切れる脚はないのでこの形でどこまで突っ張れるかが身上のこの子．．上り勝負の新潟合うわけないじゃん(ﾎﾞｿ)。残り200まで飲み込まれそうで飲み込まれない感じにあがいただけ立派。坂でスッと何かが抜けたように落ちて行き、7着。理由はあるんでしょうが戦場チョイスがやっぱ謎。
横山武史J談「直線の長い舞台は合わなかった。平坦は向くが上り勝負は厳しい。」んー、ド素人目にも．．やっぱ陣営の目的がちょっと謎。

さて消化不良の土曜、翌日はいよいよ小さな演目ながら大きな期待のオイラのメインレース。モーベットについては前フリ十分なのでさっさと行きましょう。東京5Ｒ芝1400の頭、1.8倍の鉄板人気。8枠10番、乗り替わっての戸崎Ｊにすべて任せた！さあスタート！前2戦同様、ゲートもっさりでテンのスピードについて行けず後ろへ．．つうか出たまま．．ぽいので後方待機・直線勝負は鞍上の予定通り？そのまま大外回して長い直線、早めからスパート．．．ジリッともどかしい伸びにドキドキしましたが、段々とスピードに乗り止まらない前を捕まえられるところに．．行ける！と思った残り200。同じくスパートかけた前を行く馬がギアを上げ、外に持ち出して絶妙にカットされる感じに．．これが田中健Jの狙いだったら見事にやられましたが、とにかく、こちらの脚は一瞬鈍り．．結果、田中J馬にそのまま抜け出されて、持ち直しての上り最速もモーベット、2馬身近く離されての2着．．。致し方ないがここは勝てねば意味なし。
戸崎J談「流れるかと思ったが前残りの展開へ。後ろからリズムよく走れたし最後もよく伸びていた。内容は良かった。」すみません、藤沢厩舎で平場に落として2敗目．．内容がどうでも勝てなきゃダメだった1戦です。でも距離も忙しかったかなぁ．．辛い。どうかもう1チャンスやってきますように！