賞金3000万の資質は眠っているか？(8/24Mｼｬﾑ8/25ﾓｰﾍﾞｯﾄ他1)

最初にこの子まわりの情報をかき集めてみた時にさ。あれっ？て思ったのはその名前と意味との違和感。モーベット＝天才的資質だそうだが．．はて？モーベットは色の名前では？父は逸話に事欠かないながら、実は天才肌と言うより、あまりにも猛り荒ぶる性格が災いし、陣営や主戦騎手が競馬を教え込んでようやくそのずば抜けた実力が開花したオルフェーヴル。大外から内のラチまで斜に飛びまくった狂気の傑物と言う印象とは裏腹に、実のところはその名の如く修行を積んだ金細工師のようにも感じるお話。母はジェンティルドンナやヴィルシーナがいた女性強しの時代に、叩き合って桜花賞3着に食い込んだ快速馬のアイムユアーズ。この2頭の間に生まれた栗毛の牝馬。確かに彼女は魅力的なポテンシャルのオーラを纏ってる気がするが、その色はゴールドではなく上品なパープルと言うこと。そうなのだ。モーベットが魅力的な．．天才的な．．の意味を持つ曲解に辿り着くにはその色がポイント。この子の誕生日2/7の誕生色が朱の入った薄紫色の名、モーベット。色言葉が「天才・感性」ひたむきで使命感のある期待の星．．だそうです。才能あふれる両親から生まれた大切な子。その想いを感じられる名前のルーツなんぞ辿れた時、また一つ競馬が好きになりますな。．．．モーベット、6月、スタートで出遅れるも直線一気でデビュー勝ち後、挑むは2歳重賞・新潟記念芝1600。さていかに．．。

とその前に、土日で各1頭が未勝利勝ちにチャレンジ。

8/24　ミーアシャム．．．小倉2R芝1200。前評判の良さもデビュー3着、その後2着の3戦目。前にブツブツ言ったが、俺の指名するキンシャサっ子はどんなに下馬評が良くてもなぜかなかなか勝てないが、肩上りの3戦目はどうか？鞍上、北村友一Jで1番人気を背負ったが．．スタートを無難に出て前目につけると、流れに乗って直線勝負．．ジリッとした伸びにこちらの脈も早くなったが、最後はしっかり差して勝ち上がり、お見事！
ヤネ談「外枠だったがスムーズに運べた。元々力はあると思ってたしいい時に乗せてもらった。反応までに時間がかかるのでそこが良くなれば。」ありがとうございました。
そう言えば．．．俺の指名するキンシャサっ子．．勝つまでに時間はかかるけど、必ずどの子も期間内に勝ち上がってくれてたのも思い出しました。

8/25　マリスドランジュ．．小倉2R芝1200。このキズナ娘も3戦目で友一Jの手綱。しかもデビュー10着から大きく前進しての前走2着は同コースで鞍上も同じ。さあ中2週で今度こそ勝てるか？．．と期待してたが、スタートひと息で内に潜み直線向いてから開いたところを斜に外へ出して来て．．あれ？全く前走勝ち負けしたのと同じ感じ．．だったが今回は前が止まらず、脚を伸ばしはしたが4着までと残念な結果。
ヤネ談「勝負所の馬場が悪く走りにくそうだった。終いは反応してたし、馬場が良ければ違うと思う。」んー、少し後退となったけど、実は前走があまりにも展開が向いたゆえの好結果だと勘ぐってた性格の悪い俺にしたら、また掲示板に載れたことでかなり見直したんだよなぁ。ごめんね、疑ったりして．．次も楽しみです。

さあモーベット。同じく8/25日曜日。新潟メインの、Ｇ３新潟2歳S芝マイル戦。ルメールJから乗り替わっての福永J。いやに自信ありげな藤沢師ですが、いかにもこの厩舎流なゆるっとした調教でほぼ3月ぶりの登場は16kg増。元々は秋から使い出すつもりだったが予定変更で挟んだこの１戦。しっかり中身ある勝ちっぷりで参戦してきた骨っぽい相手達。
２番人気とはなったが．．．どうにも強気にはなれないこの勝負。ここでこの状態で好戦できればそりゃめちゃくちゃ楽しみにはなるものの．．．勿体ぶっても仕方なし。もうレース後の鞍上コメントからいっちゃおう。

福永Ｊ談「３角手前でゴチャついてしまいスムーズな競馬が出来ずにかわいそうな結果になった。力を出せずに申し訳ない。」

スタート五分もずっと前に壁。馬群におしこめられて終始掛かった感じに．．。最終角も出すところがなく大外まで回しての直線．．それでも頑張って伸びてたけどねの８着。
そりゃあ残念でしたが、鞍上のコメントに大いにすくわれました。やはり重賞は難しい．．とは思いましたがほぼ悲観はしてない自分がいます。きっと馬も陣営も黙ってないはず。

モーベットは引き続き、俺の今年の期待の星。紫色に輝く魅惑の星。