宝物を探しにラチ沿いを行く（8/10アピテソーロ）

え？柔術家じゃない？柔道？なんか違うの？？寝技？立ち技？．．はぁ．．？柔術家って聞くけど、柔道家ってあんの？あんのね．．じゃあいいのね．．ハイハイ．．えと．．。
（↑誰に聞いてる？）

柔道家としてオリンピック選手の育成に尽力するばかりか、経営でもまさに寝技的手腕を大いに発揮して接骨院グループでガッポガッポ儲け、ついにはターフやダートに眠るトレジャーを掘り起こさんとテソーロ(西語で宝物)の冠をつけて競馬界へ道場破りを図った有名馬主、了徳寺健二氏。おいらの今年の兄さん枠(注・POGにおいて己の指名馬のカテゴリー分けが好きなファンシーおっさん曰く、兄さん枠とは「偉大な弟を持つ種牡馬の産駒＝比較的競合が甘く指名獲得しやすい＝例・ブラックタイド、ドリームジャーニー等」を言うらしい)はアホ丸出しにわかりやすい２匹目のドジョウ(キタサンね)狙いのブラックタイド×サクラバクシンオー系母で、イケイケ熱血テキの評価も高かったこの１頭アピテソーロ。その経歴を見るに、人を育てることに信念を置いてるに違いない了徳寺氏が若くして好人物で向上心の固まり、武井亮調教師を見初めないわけもなく、しかも師の方も早くにリエノテソーロでその期待に応えガッチリ固まったこのホットライン．．．俺が見逃すわけもない(ギラリ)。なんかピュアで熱い絆の線を勝手に横から繋いで利用しようとする邪な輩．．．電信柱から自分で線部屋まで引っ張って電気泥棒してる感じ？．．．的になっとりますが、俺にもおこぼれくださいよぉ(あ、開き直って妙に素直に)．．てなところで大いに期待を膨らませた１頭だったのですが．．．。

さてアピはラテン語の蜂の意なのか？．．．いや平均的な馬体重ながらシッカリとした骨格のイメージからは南に大絶壁を持つという雄大なヒマラヤ山脈の一峰、アピ山からむしろ来ているのか．．。どちらの宝物だとしてもプロポリスやローヤルゼリー的なまばゆい価値を持つ何かに違いない（てか、ハチ関係だけじゃねーか）。と言うことで、まだまだ完成するのはずっと先だが、今の時点でパワーも体力もあり操縦性もいいとの師の評価を得て6月早々に東京の芝1800でデビュー。三浦Ｊを背に大内から押し出される形ながら思いきって逃げ、それなりに見せ場を作るも、母馬がチェリーコレクトと言う名のオモシロ偶然もあった（こちらは母チェリーフォレスト）ハーツの評判馬ワーケアにあっさり置いてかれ、最後はバタバタと脚が上がった結果は面白くもなんともない6着と相成りました。
まあ一叩き出来たし鞍上のコメントも「いろいろ経験させたかったが、展開的に逃げる形に。でもしっかり走れていたし、直線でも馬群の中で最後まで伸びていた。」と昨今のPTA怖しの牽制的通知表みたいな良くも悪くない感触で、いったん大きく引っ込めて8月まで様子見となりました。

そんなこんなで2戦目、前進期待で向かうは札幌8/101R、ダート1700の未勝利戦。．．．て、ダート？砂替？うん、評価が今んとこパワータイプだから武井先生らしくここでしかと可能性を図っとくのね。と、ポジに捉えてさあ行け、鞍上はちょい残しアンチャン特典(1Kg減)有りの横山家三男、武史Ｊ。今年はいいぞ．．父の七光パワーも受けての(余計なこと言うな)飛躍の年か、すでにここまでで去年の勝ち星まで到達してる肩上がりヤネ。ルメールＪ騎乗、変な名前の人気馬(ヤウガウ←とか言って敵ながらすごい好き)他、砂適正抜群の馬が揃ってる14頭5番人気ではあるがとにかく前進期待．．．枠は．．1枠1番！なんとデビューと一緒の大内。持ってんだか持ってないんだかよくわからんがさあ行って来い！

スタート！首高くしてポーっとしてて反応遅れるもどうにか出たが、その後ヤネがゴシゴシおすも流れに乗れずにズルズル下がって道中は離れた最後尾から2頭目で周回。これじゃまずいと思ったか鞍上、残り800くらいからまたもガツガツおし始めたが（つうか始終おっつけてましたがね）反応鈍し。ダートのこの位置じゃどうしようもねぇわなぁ．．もう砂が合わないんだわねと諦めたこっちをよそに3コーナーを大外でぶん回して更にまくり続け、直線向いてから見切れてる所で踏ん張りに踏ん張って、上がりタイムも悪くない7着。ちょっと後退もこれだとダートが合わないとも言い切れずになんだか微妙な雰囲気に．．若い鞍上が頑張ってくれたと個人的には苦笑いです。

それでも次は芝がいいなぁ．．全くまだ行く末は見えませんが、とにかくどっちにしても当然、諦めなくていい感じ。
師の考えやこの子の成長。次も楽しみにできる．．それが何よりですわね、うんうん。