自称？「５割」・・・（笑）

地元決戦は俺に任せろ！　柳田悠岐外野手（３０）が故郷広島で打棒をさく裂させることを誓った。日本シリーズ第１、２戦が行われるマツダスタジアムでは、通算で打率３割６分４厘をマークするなど好相性を誇る。クライマックスシリーズ（ＣＳ）で自身初のＭＶＰに輝いた主砲が、幼いころから愛してやまないカープとの頂上決戦でも爆発すれば、史上初となるＣＳ＆日本シリーズの同一年「ダブルＭＶＰ」の快挙も見えてくる。

　愛する故郷広島で開幕する日本シリーズを前に、柳田の心は弾んでいた。家族や友人も大勢観戦に訪れる予定。「しっかりチケットを購入いたしました。いつもとは違う感じです。生まれ育った地元ですからね」。特別なシリーズに思いをはせながら、マツダスタジアムでの公式練習で豪快な打球を披露した。

　マツダスタジアムとは好相性だ。過去交流戦１０試合で打率３割６分４厘、１本塁打、６打点を記録。２０１６年には憧れの黒田からもアーチを放った。「それは今までの数字ですから」。全く気にするそぶりはないが、さらにさかのぼると幼少時から「広島」では打ちまくっていた。カープのかつての本拠地、旧広島市民球場では「小、中、高で５割は打ってますよ」と“自称”ながら驚異の打率を誇っていたことを大一番を前にカミングアウト。球場がどこでも広島でなら躍動する！？はずだ。

　西武とのＣＳファイナルステージで打率４割５分、２本塁打、８打点をマーク。調子も上々で「力を抜くことが大事。力を抜き（球を）かち上げて。それができればいい」と初のＣＳ・ＭＶＰに導いたリラックス打法で頂上決戦でも快音を響かせるつもりだ。

　大きな名誉をつかむ可能性も秘めるシリーズだ。ＣＳと同じく打棒がさく裂すれば、史上初のＣＳと日本シリーズの同一年ＭＶＰも見えてくる。「四つ勝つ気持ちだけ」。自身はあくまで２年連続の頂点だけを見据えるが、快挙達成なら必然的に日本一に輝く。


　赤一色に染まり強烈な応援で有名なスタジアムの雰囲気にも、気後れすることは全くない。「小学校の時は（旧）広島市民球場へよく見に行ってましたよ。スクワットの応援してました」と豪快に笑った。かつてスタンドで赤ヘル軍団に大声援を送っていた少年は、ホークスの４番としてコイにぶつかる。　



記事は西日本スポーツ様より・・・。



大きな声で　ギータ！　ギータ！！。