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2018/02/14 02:26
父が未踏の舞台へと・・・
クラシックの登竜門として名高い3歳G3「第52回共同通信杯」が11日、東京競馬場で行われ、6番人気の伏兵オウケンムーンが快勝。3連勝でクラシック戦線に名乗りを上げ、種牡馬として岐路に立つ父オウケンブルースリに貴重な初タイトルを贈った。
頭の高い独特な走法。直線入り口でフラつき、鞍上の北村宏が追いづらそうなシーンもあったが、それでもオウケンムーンは末脚を伸ばした。残り100メートルで先頭に立つと、外から迫ったサトノソルタスを振り切り、3連勝での重賞初V。JRA重賞32勝目の北村宏だが、国枝厩舎の管理馬では初Vとなった。鞍上は「道中リズム良く走って(直線)坂下の反応も良かったので、伸びてくれると思った。まだフォームも若くて未完成だが、こういうタイプの馬。お世話になっている国枝先生の馬で勝てて本当に良かった」と喜んだ。
JRAでは現役7頭、勝ち上がりはムーン含め3頭しかいないオウケンブルースリ産駒。父も所有した福井明オーナーは、感激の表情で愛馬を迎えた。「直線で脚は使う馬なので、頑張れと念じながら見ていた。強い勝ち方だった。父と同じで府中が合いますね」。G1タイトルは08年菊花賞のみの父だが、後方からの強烈な末脚で何度も重賞で好走。09年ジャパンCでは当時の最強馬ウオッカに鼻差2着まで迫った。13年に種牡馬入りしたが、年々種付け数が減少。昨年はわずか1頭まで落ち込んだ。福井オーナーは「私も所有している産駒はムーン1頭だけで重賞を勝ったのは凄いこと。この活躍で父の種付けが少しでも増えてほしい」とエールを送った。
「こういうことがあるから競馬は面白い」とは国枝師。「稽古も動かないし見栄えもしないが、実戦にいくといい走りをする。乗りづらそうに見えるけど、折り合いには苦労しない。以前から東京で走らせたいと思っていたので、ここで勝てたのは本当にうれしいよ」と満面の笑みだ。
今後は皐月賞(4月15日、中山)に直行予定。その先にダービーを見据える。「まだ迫力不足だが、無事にいってくれれば楽しみ」と国枝師。一子相伝の末脚で、遅咲きだった父が踏むことのなかった春2冠の舞台へ挑む。
記事はスポニチ様から・・・。
馬券買えてたら最高だったんですが・・・(苦笑)。
競馬始めて20年。エルコンドルパサーから数えて芝・ダート・海外含めて
8頭ものG1ホースを輩出し、近年はディーマジェスティ、イスラボニータ
そしてゴールドシップが直行で皐月賞Vを果たした最良ローテ。
オウケンブルースリファンにとっては堪らない1勝です(^▽^)/。
牝馬のアーモンドアイとこの馬、今年の国枝厩舎・・・激アツです。
◆オウケンムーン 父オウケンブルースリ 母ムーンフェイズ(母の父エリシオ)牡3歳 美浦・国枝厩舎所属 馬主・福井明氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績4戦3勝 総獲得賞金5175万5000円。