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2013/04/25 08:23
大種牡馬ストームキャットが30歳で安楽死
アメリカのリーディングサイアーでG1ウィナーでもあるストームキャット/Storm Catが、高齢による合併症を発症し、4月24日に繋養先のオーバールックファームで安楽死の処置がとられた。30歳だった。
ストームキャットは現役時代、2歳時にヤングアメリカステークス(当時G1)に勝ち、ブリーダーズカップジュヴェナイルでは2着だった。1987年に引退し、1988年から種牡馬生活に入る。初年度の種付け料は3万ドルだったが、20年間の種牡馬生活で最も高額な年は50万ドルにまで上昇した。
オーバールックファームによると、種牡馬としては産駒の総収得賞金1億2700万ドル以上、8頭のチャンピオンと108頭のステークスウィナーを送り出し、そのなかにはプリークネスステークス、ベルモントステークス、ケンタッキーオークス、ブリーダーズカップ競走の勝利が含まれる。種牡馬ランキングでは2回リーディングサイアーを獲得し、2歳リーディングサイアーは最多獲得回数の7回を記録した。2012年にはリーディングブルードメアサイアーにもなっている。
ストームキャット産駒は1歳馬セールでの合計落札額が3億1900万ドル以上、91頭の1歳馬が100万ドル以上で落札された。オーバールックファームによると、これは祖父である2位のノーザンダンサーの52頭を大きく上回る記録である。
ストームキャットは2008年に種牡馬を引退後、オーバールックファームで余生を送った。日々のケアはスタッドマネージャーが行い、定期的に獣医師の診察も受けていた。
ストームキャットの遺体はオーバールックファームに埋葬された。
■ウィリアム・T・ヤングJr.(オーバールックファームオーナー)
ストームキャットはオーバールックファーム成功のカギとなった、一生に一度出会うかどうかの馬でした。私の父はこの馬は天からの授かりものだとしばしば語っていました。
【補足】
ストームキャットはアメリカを代表する種牡馬の1頭でした。昨年の北米リーディングサイアーのジャイアンツコーズウェイ/Giant's Causewayもストームキャット産駒です。
日本での産駒はシーキングザダイヤなどが活躍。孫世代からゴスホークケン、エイシンアポロンなどが出ています。母の父としてもロードカナロアを始めに数多く活躍。最近では桜花賞馬アユサンを出したのが記憶に新しいですね。
書き上げてアップしようとしたら先着があると、うあーってなるよねw