ローズSを大きく出遅れて快勝したデニム、牝馬Sを勝ったSレイアー、共通点は？、

NHK杯のアキコ、陣営の頑張りの甲斐もなく、随分テンションが高目でしたね。
夏場を休養にあて、一回り成長して、秋に備えて欲しいものですね。
決して早熟馬ではないと思います。

さて、今週も舞台、距離も全く同じ府中のマイル戦。
冒頭、タイトルに書いたデニムアンドルビーとスマートレイアーについて気付いた事を述べてみます。

秋華賞TRの阪神1800のローズS、重馬場での一戦でした。
阪神1800はマイルと違ってテンのペースが緩み、所謂上がりの競馬になるのが普通です。
しかし、重馬場になると真逆の展開になってしまう事が多いですね。
大きく出遅れたデニム、先を急ぐ他馬を見ながら、余裕の追走でしたね。
レースは34.6~37.6、落差3.0の前傾でした。デニムの上がりが36.0、レースの上がりよりは1.6速く、全馬纏めての差し切り勝ちでした。
本番の秋華賞、京都2000は内回りコースで、極端なハイペースにはなりにくく、後方一気が決まりにくいコースではあります。しかし、ファンはデニムを1番人気に押し上げてしまいましたね。
結果はご存知の通りです。3着に人気薄(15番人気)のリラコサージュが鼻差デニムを押さえ切って3単23馬券を演出しましたね。

VMの前哨戦に位置ずけられている阪神牝馬S(Gll)、このレースのスマートレイアー、他馬より3馬身ほどの出遅れでした。ペースを作ったのは、骨折で11ヶ月も戦線を離脱していたクロフネサプライズでした。
出遅れたスマート以外はほぼ同じタイミングでのスタートで、橙枠11番ゲートからハナを主張するにはどうしても2の脚が必要になってきます。テンの2F目が10.4とペースアップしていますね。
勝ったスマートレイアーにはこれが幸いしたんではないでしょうか。

このレース、逃げたクロフネと先行して馬券に絡んだローブ、この2頭には注意したいと思っていますが………。

過去8回のVM、まだこのレースを逃げ切った馬は一頭もいませんが、'07年の第2回のアサヒライジングがコイウタに差されましたが2着に残っていますね。

次回、このレースも含めて、過去8回のレース分析を試みたいと思っています。
今日はこれからパソコン教室に行きますので、これで失礼します。さようなら。