父同様2歳で終わるのかアキコ、その前に大阪杯のマンボについての考察です。

栗CWで一週前、武幸を背にメイショウキラリ(5歳1000万下)を1秒2追走する形で追われ、6F76.9~12.4(仕掛け)の好時計をマークして、余力十分に並入。9分以上の仕上がりです。

この馬阪神の桜とローズで負けている為だけではないでしょうが、ダービー1、2着馬のキズナ、エピを押し退けて1番人気になる事は、地球がひっくり返ってもないでしょうね。
では、逆転の可能性はないのか？、その辺のところを《深察》してみたいと思います。

先ず、桜とローズの敗因についての考察を。
桜、大外の18ゲートからのスタートでした。“魔の桜花賞ペース”と言われるぐらい、前傾ラップの典型レースが例年の桜花賞、昨年も傾向通りでしたね。内17頭がほぼ5分のスタートを切り、3コーナー目がけて突進して行きます、3、4コーナー間の距離は日本で一番長く、カーブと云うよりはロンシャンのみなし直線と殆ど同じですね。
マンボは大外から好位確保の為、かなり外を回って、4コーナー入口迄の約1200mを走ってきました。私はあの段階で、負けを確信しましたね。
オークスでマンボを一押した理由はここにあったんです。

ローズも18番ゲートでの負けでしたね。ローズも桜と同じ外回りコースで行われます。スタート地点が200m2コーナー寄りになります。3コーナー迄の距離が桜より200m長くなる為枠の利不利は殆どありません。ところが例外があるんです。馬場が渋った時です。桜と同様前傾ラップのレースに変身してしまうんですね。一頭だけ大きく出遅れたデニムが勝ってしまったんですね。なぜそうなるのか、恐らく騎手が先を急ぐ為にそうなってしまうんではないでしょうか。いずれにしましても、この2戦、同じ理由で負けてしまったんですね。阪神の馬場が合わない為ではないと思います。

話は変わりますが、マンボの父スズカマンボが春天を勝った時、私の友人が3単馬券を500円購入してたんですね。
大騒ぎで大変でした。10人ほど参集してミニ祝勝会をやりました。
スズカの母スプリングの血統に魅力を感じての【確信】だったそうです。

メイショウマンボ、この馬もっと強くなりそうな感じがします。
過去の名牝を超える馬になる可能性を秘めているかもしれません。

先ず、同馬の5代血統をみてみます。
Mr.Prospectorの4×4、
Hail to Reasonの4×5、
Nijinskyの4×5、
Nothern Dancerの5×5。

これだけでは同馬の内包はある程度わかりますが、飛び抜けて凄いなどとは誰も思いませんよね。

母系を遡ってみました。
8代母にダイアンケーDianneK.を構えていましたね。
1950年米産で、日本には繁殖の為ではなく、競走馬として輸入されました。
8勝を上げて日本で繁殖入りしました。
代表的な産駒にユキロウ、ダイコーター(1962年産、菊花賞馬)がいますが、共にヒンドスタンとの配合馬です。
ライジングフレームとの交配で出たのが7代母のダイユウです。
注目すべきは、このダイユウに、ヒンドスタンの最高傑作と云われているシンザンに付けた事ではないでしょうか。
Bois Rousselボワルセルの“血”がヒンドスタン~シンザンを経て、メイショウマンボにも【内包】されている、こうみるのが素直な見方ではないでしょうか。

4代母ウィルムーンを経て3代母アヤメからミスプロ、ND、祖母モモカからは父のグラスワンダーを通じてHail to Reason、NDの血が注入されています。

3歳時、取りこぼしたレースもありましたが、この馬早熟では勿論ありませんね。
父は4歳春の天皇賞で、13番人気と云う低評価を、上がり34.1の剛脚で差し切ってしまいました。
5代クロスだけでは推察出来ないのが競馬の面白さ、父はSS×Km×Key一族の配合で、ある時期満開の花を咲かせましたが、娘のマンボは早い時期から同世代No1の牝馬になりました。

牡馬と互角以上の競馬が果たしてできるのか？
今回が大きな試金石となるのは必定。
3番手の評価で馬券を組むのか、……………、ここから先は皆さんで考えられてみて下さいね。

私はあくまで私見を述べたまでです。
マンボ→キズナ→エピネの3単ではいい配当？になるかなー、と思ったりしていますが。

桜のキミコについては次回書いてみます。それではさようなら。