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2013/10/25 06:18
3頭目の3歳馬制覇、3年前の無念を晴らせるか?コディーノの藤沢師。
4歳最強牝馬ジェンティルに勝てる可能性を秘めている馬は、16頭の中ではコディーノただ1頭だろう。
朝日杯後2ヶ月半の間隔を明け、春初戦は弥生賞、本番を見据えて多少緩目の馬体だった。成長分ではないのは素人目にも分かった。案の定負けてしまった。
皐月、ダービーと馬体を減らし、特にダービーではテンションが上がり、レース中もかかっていた。結果は9着。
秋初戦の毎日王冠、+18キロと、一夏を越しての成長が感じられる作りではあった。みた感じでは、7~8キロ分腹回りに余裕が感じられたりもしたが、パドックでは落ち着いて周回していた。アタマはないが2~3着はあるなと思った。ところが返し馬が終わりゲート裏での輪乗りの間にテンションが上がり、よもやの痛恨の出遅れ、ドスローの後方追走、唯一の救いは上がり32.7を出したことか。
最終追い後の検量、486、当日480キロぐらいの出走か。
皐月直前の追い切りは、5F70~3F40、流しただけ。
今回の最終追いは、僚馬ホーカーテンペスト(古馬1600万)を追走する形で5F65.2、繊細さが残っていた春とは比べ用もないくらいビシビシ追い切られた。
すでに毎日王冠時より4キロ絞れている。美浦からの輸送でキッチリ絞れるだろう。
2歳11月の東スポ杯をレコードで勝った馬、調べてみたら過去10年、この時点でレイト110を叩き出している馬は一頭もいない。
キンカメ×SSのGl馬ローズキングダムを凌ぐ潜在能力の持ち主だと思う。
3年前、ペルーサで挑んだ藤沢師、4歳最強牝馬ブエナビスタに返り討ちにあった。
'96年のバブルガムフェロー、'02年のシンボリクリスエスに続く3頭目の3歳馬による制覇、アルゼンチンの星を母に持つペルーサがなし得なかった夢に挑む藤沢師の姿が、若き日に志を持って本場まで赴き学んできた姿と重なる。
競馬は“ロマン”、とも言われているが、まさに一筋に、一刻に、直向きに、事に携わる人間のドラマだと思う。
頑張れ『コディーノ』、重をものともせず突っ走れ。