「神戸」の最終コメント。

この時期の3歳牡馬、夏を境に急激に成長を見せる馬はあまりいない。
GlスプリンターズSでも書きましたが、4歳馬では見受けられますね。
同世代だけで行われる3歳限定戦、今年の皐月、ダービーはこの10年でディープと同評価のレベルです。

キズナは凱旋門賞を獲れるかもしれませんね。

話を「神戸」に戻しますが、非常に高い能力を持って生まれて来たにも拘わらず、微妙な精神状態の若駒にとって、春先はなかなか額面通りの力を発揮出来ないで終わってしまう馬がかなりいる事は事実ですね。

今年の3歳牡馬の中で、当てはまる馬が4~5頭います。
そのうちの一頭アポロは、セントライト直前に壊れてしまいました。
ほかに、テイエムイナズマ、アクションスター、この2頭をあげる事が出来ると思います。
くしくもこの2頭が今日出走します。

私が驚いたのは、アクションの人気の無さです。
8番人気で単勝50倍以上の低評価です。

この馬、京成杯2着の資格賞金650万が加算され、賞金順位11番目での出走です。
ご存知の通り京成杯は雪で一週間順延になり、枠も仕切り直しで行われました。
2度に渡る長時間輸送、精神状態が不安定な若駒にとっては致命的です。現にラウンドワールド、リグヴェーダの関西馬は回避してしまいました。
アクションは再抽選で11番ゲートと外目の枠に入ってしまいました。

さらに3月にも東上し馬体を減らしてしまいましたね。
この後の京都新聞杯、ダービーは皆さんご存知の通りです。

夏全休後の同馬、見違えるほど良くなっていますね。

9月19日、最終追い、栗坂、4F51.1~37.4~24.5~12.4。単走での時計です。
ハロンラップ、13.7~12.9~12.1~12.4。
トップスピードに乗る3F目が12.1と抜群の切れです。
大化けしたんではなく、持てるポテンシャルを発揮できる状態になっている、と言う事ではないかと思っていますが、皆さんはどう思いますか。

馬券はエピ、イナズマ、アクションの三巴とみますがU+2047