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2013/09/12 07:02

馬券推理の其の三、レースに挑む馬の''今日の調子''について。

先ず、本文に入る前に、パドック派の方々への一言。
私が中山競馬場の近くに住んでいたS50年の始めごろの話です。当時、土日は皆勤で、1Rから最終まで競馬場にいました。ある日気がついたんですが、パドックの最前列、コーナーの入口にいつも同じ人を見かけたんです。いつ行っても必ず其処に陣取っているんです。当時まだデジタルカメラなどなかった時代ですが、手にしているのは、馬券貧乏の我々が持てない様な高級な8mmのビデオカメラでした。彼の存在に気付いて半年ぐらい経った平日、競馬場近くの居酒屋「駒」で偶然であったんです。向こうも一人、私も一人だったので、私の方から声をかけたんです。
いつもパドックで見かけていました、と言ったら、凄く喜んでくれて色々語ってくれました。
其の方は初老の方で、新聞や赤ペンは持たず、ひたすらカメラのレンズだけを覗くスタイルでした。
其の事を聞いてみました。パドック4~5周分、時間にして15分ぐらい、全レースを写し撮っているとの事でした。
始めてから1年ぐらい経ったそうで、使った金は100万円を超えました、と笑いながら言っていました。
どういう状態の馬が勝つのかを自分なりに調べたくてやっているとの事で、いたく感心して話に聞き入りました。

パドックはレースが始まる30分ぐらい前の馬の状態です。
大事な事は、レース当日に至るまでのプロセスです。
大きなレースになるほど、情報量が増えてきます。一週前、当週と追い切りの情報が流されます。流されている情報の真贋をチェックする場がパドックなんです。ワックスを塗ってピカピカに磨きあげられたリンゴが必ずしも美味しいとは限りません。肌つやや歩様など余り神経質になる必要はありません。全体的な雰囲気が良ければ良しとしましょう。場体重に関してですが、季節にもよりますが、大きな変動がなければ一喜一憂する事はよしましょう。

トルストイの有名な言葉に、''目は口よりも物を言う''という名言があります。言い得て妙ですね。
馬はしゃべりませんから尚更です。どんな''目''の状態がいいのか、「澄み切った」、「闘志を内に秘めた」様に見える、そんな''目''の状態がベストだと思って下さい。
パドック最前列、しかも馬が自分の方に向かって歩いて来るコーナーの入り口、馬の目の高さと自分の目の位置が水平になる場所で見続けて下さい。
4階や5階の解説室から喋っている連中に馬の本当の状態など分かる筈はありませんから。


馬券に繋がる幾つかの留意点を書いて見ます。
1、6ヶ月以上の長久明けの牡馬、興奮状態の時は、人気にかかわらず消し。
2、目以外では、首の線からお尻のラインまでなるべく水平に近い感じで、ゆったり、体を大きくみせてスムーズに歩いている状態はベストです。
3、白目に赤は消しです。
4、自分なりの「厩舎四季報」を作って、厩舎の癖を知る努力をして下さい。
5、Gl戦以外のレースで、馬主がパドックのフィールドに出てきた時は要注意ですから。

以上書いて見ましたが、また、気付いた点があれば書きます。

皆さんの御健勝とご健闘をお祈りいたします。

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